小樽商科大学(緑3・和田健夫学長)では、平成28年度9月の学位記授与式を、9月22日(金)10:00から、同校事務棟2階第1会議室で行い、18名が親しんだ学び舎に別れを告げた。
9月の卒業生・修了生は、商学部・経済学科5名と商学科4名・企業法学科4名・社会情報科4名・夜間主の社会情報科1名の18名で、新たな旅立ちの日を迎えた。
今回の卒業者の中で、留学生卒業者1名、最高齢卒業者は29歳、大学院(修士)の卒業生はいなかった。
10:00から実施の学位記授与式には卒業生8名が参加し、緊張した面持ちで入場。学校関係者や保護者に見守られながら、和田学長から1人ずつ学位記を受け取った。
和田学長は、緑丘新聞の第94号「創立記念25周年特集号」中で掲載され、学生が生み出した”北に一星あり 小なれどその輝光強し”の言葉に触れ、「小樽商科大学は、開学以来、教職員と学生が自由な交流を大切に実践してきた大学で、この言葉を大学の標語に使うようになり、学生の母校に対する強い誇りが表れた言葉」と述べ、「深い専門知識と外国語も含めた幅広い分野の学修をモットーとする教育を行い、実践を通じた社会体験、様々な分野で活躍する人との交流の機会を与えた。重要なことは、これを糧に、卒業後も、修養と自省を怠らないこと。皆さんの今後の人生が有意義なものになることを信じている」と告辞を述べた。
閉式後、記念に集合写真を撮影し、学長は個別に撮影に応じるなど、和やかな雰囲気に包まれた。
昼間・経済学科の中岡康平さん(23)は、札幌から4年半通い続け、「本来ならば今年3月で卒業のところ、半年伸ばすことになり両親に迷惑をかけたことを反省し、今後、返していかなくてはと思う気持ちが強い。大学は駅直結のイメージがあったが、徒歩30分の場所にあり最初は面食らったが、商店街の人々から優しく接してもらい良い思い出となった。今後は、IT企業に就職が決まり、来年の4月から東京に2年間勤務することになった。小樽は通学の町だったので楽しむこともなかったが、仕事が始まるまでの間に、小樽の良い面をもっと知りたいと思う」と話した。
平成28年度9月卒就職状況は、9月16日現在で、卒業者18名のうち、就職希望者は15名、内定者は11名、内定未定者は4名、非就職者3名、内定率は73.3%。
◎小樽商科大学
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