市立小樽美術館(色内1)の特別展おたる潮まつり50周年記念「まつり写真展」の関連事業、潮太鼓と日本舞踊のコラボレーション・潮の響き~神男女狂喜が、8月20日(土)14:00から同館2階展覧会会場を舞台に開かれた。
日本舞踊藤間流師範・藤間扇久華氏とおたる潮太鼓保存会の初共演を一目見ようと、会場に110名の観客が詰めかけ熱気に包まれた。
扇久華氏が潮太鼓の響きに合わせて創作した、能の上演形式「神・男・女・狂・鬼」の最後の”鬼”を”喜”に変え、「潮の響き~神男女狂喜」を上演した。
FMおたるパーソナリティの野口沙代さんが踊りのあらすじをナレーションし、演目がスタートした。
観客は、体中に響く太鼓の音を受け止め、扇久華氏の踊りに注目。力強く叩き付ける波を踊りで表現し、潮音頭の振り付けを織り交ぜながら、潮太鼓と日本舞踊の見事なコラボレーションを生み出し、会場には大きな拍手が沸き起こっていた。
市内在住の杉本真沙彌さんは、「潮太鼓も扇久華さんの踊りも好き。この2つを合わせ、小樽の町の天狗山や海・人々・神を表現され、潮まつりが小樽に生まれるべくして生まれのだと感じた」と満足していた。
なお、同特別展の関連事業の最後は、9月10日(土)14:00から15:00まで同館1階研修室で、公開座談会「おたる潮まつりの歩み、そして未来」が開かれる。
前同館館長の佐藤敬爾氏が司会を務め、株式会社籔半・小川原格代表取締役、おたる潮太鼓保存会・清水寛之顧問、日本舞踊藤間流扇玉会・藤間扇玉会主、株式会社北海道時事放声社・森元勝章取締役社長、山田勝麿元小樽市長が出演する予定。
おたる潮まつり50周年記念「まつり写真展」は、9月18日(日)まで、同館2階企画展示室で開催中。問合せ/0134-34-0035 市立小樽美術館
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