小樽市議会第2回定例会は、度重なる空転を引き起こし、6月27日(月)13:00から、やっと予算特別委員会が開かれたが、6月22日(水)の本会議で提出された7つの動議に対して、公明党・斎藤陽一郎議員は、森井市長の公明党に対する侮辱的な発言の訂正を求めたが、市長は応じず、14:20に中断に陥った。
3時間50分の中断後、市長は撤回を決断。「公明党を揶揄(やゆ)したと指摘があったが、公明党を揶揄するために発言したものではない。斎藤議員からの指摘を踏まえ、本会議の発言中、”死を重んじ、義を重んじられている公明党さんの会派ですから、このような動議が出たことは、大変意外に感じているところ”の部分を撤回させてもらいたい」と述べ、詫びる言葉はなかった。
発言の撤回があっても、不誠実な答弁を続ける市長と議員との間には深い溝が生じ、スムーズな審議とはいかず、度々の休憩を挟みながら、19:38に閉会した。予定していた共産党・高野さくら議員と民主党・佐々木秩議員・新風小樽・安斎哲也議員の質疑は、明日以降に持ち越された。
1番目に質問した自民党・酒井隆行議員は、小樽ドリームビーチ再開に関して、ドリームビーチの営業時間等について質問。
「ドリームビーチの仮設建築物の許可申請が5月23日に提出、6月14日付で許可。確認申請が16日に提出。22日付で確認。再開に向けて健全なビーチを目指すためにルールを定め、周知へ向けての看板等の準備を行っている。
開設時間について、海水浴場の開設時間は9:00から17:00、海の家の営業時間は8:00から19:00、駐車場の開設時間は8:00から17:00までとなり、17:00から19:00まで出入りが自由になる管理については、駐車場は一般海水浴客が利用するためにあり、17:00過ぎからは協同組合に管理を依頼した」と述べた。「管理方法については、19:00以降は駐車場から車を完全に出し、ゲートを施錠し、駐車場を完全閉鎖するよう組合と協議を進める」とした。
濱本進議員は、議会と市長との関係について強く要望した。
「市長が就任後、初めての議会から第1回定例会まで、予定された会期ですべて終わることもなく、事前にレクチャーを済ませてからの答弁だが、誠実さにかけ、自分を正当化するかのように聞かれていないことを答える。議会と市長の間に信頼関係が醸成されなければ、市民が不幸になる。議会との信頼関係を醸成する覚悟があるのか?」と具体的な決意を求めた。
市長は、「議会の重みを認識し、皆さんと向き合って、誠実にしっかりと取り組んでいきたい」と述べた。
濱本議員は、さらに、「議会で発言にミスがあってもかたくなに謝罪をしないが、ミスをしたら訂正して謝罪して真摯に向き合うこと。真摯と言う意味合い、誠実に向き合うという意味を自問自答して、次の議会に対応してもらいたい」と強く要望した。
秋元智憲議員の質疑終了後、閉会。予定していた質疑は明日以降に持ち越され、明日も13:00から予算特別委員会を予定している。
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