空席の総務部長に前田一信・会計管理者!森井人事7/1付


 小樽市の森井秀明市長(43)は、空席になっていた総務部長に、市の会計管理者の職にある前田一信氏(59)を内定したと、6月24日(金)に急きょ発表した。
 森井市長は、4月1日付の人事異動で、総務部長に、三浦波人福祉部長(58)を抜擢したが、三浦部長は、内示を受けると、定年まで2年を残し退職願を提出。3月31日付でさっさと退職してしまった。この総務部長の任命拒否人事は、森井市長の人事に対する市職員の愛想尽かしの象徴人事となり、市役所に激震を与えていた。
soumu-maeda.jpg その後も総務部長人事は迷走を続け、結局、3か月を経て、ようやく前田一信・会計管理者に内定した。会計管理者の後任には、本間仁・建設部次長が充てられた。また、総務部長の内定で、副市長の総務部長事務取扱が解除された。
 森井市長は、「この度、総務部長の内定に至り、安堵しております。総務部長内定者は、コンプライアンス推進室長や職員課長など、総務部での経験も豊富であり、安定感のある行政手腕に期待しているところです。今後は、これまで以上に、機動的な市政運営に努めてまいります」とコメントした。
 総務部長の内定で安堵している森井市長とは裏腹に、市役所職員の間には、今回の人事でも大きな驚きが広がっている。
 市役所の筆頭部長として指揮し、議会対応が重要な職務である総務部長に、これまで議会対策を担ったことのない職員が抜擢されたことに大きな疑問符がつけられている。職員の間では、「他の職員との協調性や人望の面でも問題なしとしない人が総務部長とは」と驚きの声が上がっている。中には「これで小樽市役所は終わった」と断言する人もいた。
 「わがまま市長」と「ごますり副市長」を支える総務部長の責任は極めて大きいが、定年まで1年ちょっとしか残っていない部長が、果たしてどのような手腕を振るえるかが問われるところとなった。
 森井市長よ、さらば! 総務部長の任命拒否し退職!
 森井市役所 幹部職員79人が異動 4/1
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