森井市長またまた私用優先!公用車で法要の寺巡り


 森井秀明小樽市長(43)が、公務より私用を優先する姿勢がまたまた明らかになり、これを巡り開会中の市議会が休会に追い込まれるなど、大きな影響を及ぼしている。
 森井市長は、就任後の市役所初登庁で、自身の後援会会長の墓参りのため、午後から登庁し,「私のわがまま」と公言していた。関連記事
 さらに、手宮地区の4小学校を統合し手宮中央小学校の開校式でも、学校設置者でありながら後援会長の告別式のために欠席し、公務よりも私用を優先していた。関連記事
 これが今度は、後援会長などの私的法要のために公用車を使い、公務より私用を優先していることが明らかになった。
 開会中の小樽市議会第2回定例会で、会派代表質問2日目の6月14日(火)、質問に立った安斎哲也議員(新風小樽)は、東京都で舛添知事の公用車使用問題が大きな話題になる中、念のため森井小樽市長の公用車の使用状況の調査を始めた。あんてつが行く!1 2
 市に車両運転日誌の資料の提出を求め、市長の使用状況との照合を始めたところ、公務なのかどうか疑わざるを得ないものがあったことから、代表質問で取り上げることになった。「私的利用があった場合は、車両はもとより運転手さんも公務員であり、税金を私的に使っているということになります。これは私が、他市で住民監査請求があった事例もあることから、昨年の第3回定例会で指摘していました。が、指摘したのにしていたのであれば、議会軽視であり、市民を冒涜する行為であると思います」としていた。
 この点を14日の質問で「去年6月からことし5月までの13回にわたって公務の記録と公用車の運行記録が合わない点があり、私的な政治活動と公務が混在しているのではないか」と質すと、森井市長は「公用車の使用はすべて必要な公務であった」と答弁し、私的使用を全否定していた。
 しかし、15日の本会議では、指摘されていた公用車の使用で、3月12日と5月15日の2回、自分の後援会会長や知人の法要のための私的使用だったことを認めた。
 これが14日の市長発言とは全く矛盾するため、安斎議員は前言が虚偽答弁に当たると撤回を求めたところ、市長は調整のため時間がほしいとし、議会中断のまま休会になってしまった。以後、市長の答弁調整のまま17日まで3日間も休会となり、大幅に日程がずれ込み、一般質問や予算特別委員会も開かれぬ異常事態となっている。
 初登庁から私用を優先させて、「私のわがまま」と公言した新市長は、その後も再三にわたり公務より私用優先の姿勢を崩していない。
 ”わがまま市長”の度重なる公私混同が、市政の停滞を招いており、各方面に波紋を広げている。
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