小樽市議会(横田久俊議長)の第2回定例会は、6月14日の会派代表質問の途中で散会してから、15日・16日・17日の3日間も空転し休会していたが、週明けの6月20日(月)も休会を決め、本会議開会への目処が立たない状況が続いている。
空転が続く中、17日(金)、安斎議員の再々質問の答弁において、謝罪の文言を入れるよう森井市長に伝えたところ、調整に時間がかかるとし、週明けの20日(月)10:00の理事会まで、市長の意向を待つこととした。
20日は、予定より20分遅れで理事会が開かれ、総務課長から、市長は謝罪の文言には応じないことが明らかになり、本会議再開の道が閉ざされた。
濱本議会運営委員長は、「昨年の第2回定例会以降、様々な場面で、市長と議会の間の信頼関係が、少しずつ損なわれていった事実があり、謝罪ということに関して単なる表面的な謝罪ではなく、このことがきっかとなり、二元代表制の市長と議会の正常な信頼関係が再構築、または、回復する第一歩に繋がると認識している。強く斟酌されることを望む」と述べた。
12:20の議会運営委員会で、上林副市長が市長の意向について
①公務と公務の途中、私用で立ち寄ったが、私用で公用車を使ったことはなく、適正に使用しているため、謝罪にはならず、答弁の訂正は必要ない。
②発言内容は、市長自身が決めることだ。
③議会が中断しているが、双方での協議であり、一方的に市長側の謝罪にならない。
と、この3つの理由から答弁の変更は必要ない考えを示した。
改めて確認しても、市長は、断固として謝罪の文言は考えていないとした。あまりにも休会が続くため、会派でも質疑の中で追求する考えと、謝罪の文言を盛り込むべきとに分かれた。
16:30に議会運営委員会で、本日の休会を決めた。横田久俊議長は「心苦しい。早急に再開できるよう模索したい」と述べた。
なお、21日(火)は、10:00をめどに理事会を開き、開議に向けて協議する予定。
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