新緑の季節となり、小樽市街の中心に位置する小樽公園(花園2・面積23.5ha)では、つつじとふじの花が満開となり、赤・白・黄・ピンク・紫の鮮やかな色彩が新緑に映えて、市民の目を楽しませている。
同園の日本庭園には、藤棚があり支柱が新たに整備された中で、花の季節を迎え、淡い紫色の花弁が咲き誇っている。つつじは、盛りを過ぎつつあるが、赤やピンクの花が白樺の新緑に映えている。
小樽市の花と木に指定されているつつじは、以前開催されていたつつじ祭り頃には、約7,000本あった。現在では大幅に減少しているが、園内ところどころに赤やピンクなどの色とりどりの花を咲かせ、中には背丈を越える大きな木もある。地面に落ちた真っ赤な花びらにも風情がある。
見晴台からは、眼下のつつじや緑輝く木々や市街地が見え、遠くには石狩湾が望める。
新緑に映えるつつじ・ふじを見物に、市民が三々五々に訪れ、花を背景にランチをする人の姿も見られ、夏に移ろいゆく季節を楽しんでいる。