広がる支援活動の輪! 熊本地震や緑化活動


bokinkatsudo1.jpg 熊本地震に少しでも協力しようと、一般社団法人小樽青年会議所(土井孝謙理事長)は、
4月23日(土)・24日(日)の2日間、11:00から16:00(2日目は14:00まで)、街頭募金活動を実施。同会議所メンバー30人が活動に協力し、募金を呼びかけた。
 初日23日(土)は、ウイングベイ小樽(築港11)5番街ネイチャーチャンバー前で実施。30万円ほどが集まった。
 同所は、東日本大震災時も同様の活動を行い、3日間で70万円ほどが集まり、現地へ出向したメンバーは、支援物資の運搬や積み込み等に協力。今回も要請があればメンバーの派遣に応え、積極的に支援活動を実施することにしている。
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 2日目の24日(日)は、長崎屋小樽店前で、街頭募金活動を実施。小樽駅前とあって、観光客や市民らが行き交う場所で、「熊本地震の募金への協力をお願いします」の大きな文字や同所メンバーの呼びかけにより、多くの人々が募金に協力した。
 集められた義援金は、公益社団法人日本青年会議所に送られ、各地で行われた街頭募金が取りまとめられ、被災地支援活動や復興活動資金に充てられる。
 土井理事長は、「想像以上に関心があり協力をいただき、大変ありがたい」と話し、街頭で協力を呼びかけていた。
 同所活動の隣りでは、10:00から11:30まで、ガールスカウト・ボーイスカウトのメンバー8人と小樽佛教会のマスコットキャラクター・のんの君も参加して、街頭募金活動を実施。
bokinkatsudo3.jpg この活動は、緑を絶やさないために、市内に植樹するなど緑化活動のために、毎年この時期に行われている。募金箱や旗を持ったメンバーが、道行く人々に募金を呼びかけた。
 ボーイスカウト小樽2団・桐木眞英ボーイ隊々長は、「緑化活動のために、以前はつつじを植樹するなど60年以上ずっと活動を続けている」と話した。
 なお、5月5日(木)子どもに日には、おたる自然の村が主催する行事の中で、クラフトの工作会に協力するとともに、熊本地震の募金を呼びかける予定。
 東日本大震災復興小樽市民ボランティア・「Ya・Re・Ru・Ko・To実行委員会」(大橋真由美代表)は、24日(日)にウイングベイ小樽(築港11)5番街4階エレベーターコートで、熊本地震の被災者支援の物資を集めた。
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 会場では、同会の会員や知人16名とボランティア10名ほどが集まり、仕分け作業や物資の梱包。物資提供者の対応に追われた。4日前に実施を決定し、短期間にも関わらず、市内の企業や個人から多くの支援物資が集まった。
 望洋台中学校は、同活動を生徒の家庭に呼びかけ、歯ブラシ等の物資が集まった。その物資には、どれも手書きの応援メッセージが書かれていた。
 また、市内の熊澤歯科医院から歯ブラシ500本をはじめ、はみがきガムなどのデンタルケア用品が、イオンからは、紙マスクが入った段ボールが多数届くなど、企業や個人の協力があった。他にも、おむつや靴下・下着・レトルト食品・缶詰などの支援物資も持ち込まれた。
 会場のボランティアは、紙マスクや歯ブラシ、ティッシュ、歯磨きガムなどを袋に入れて小分けしたり、靴下は袋から出しタグを外し、包装のゴミを減らし直ぐ使えるように配慮。前回の震災で得た知恵を今回に活かしている。
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 物資が入ったダンボール箱の全面に紙を貼り、中に入っている物資を明記。西濃運輸では、大小問わず1箱2,000円の送料で協力した。
 大橋代表は、「短い時間だったが、これだけ多くの支援物資が集まり感謝している。主婦の目線で小分けしたり、使いやすいよう工夫した。前回の震災で得たものを今回に活かした」と話した。
 同会のこれまでの活動で得たネットワークで、現地ボランティアとのルートを確保。今何が必要なのかを直接電話で聞いてから支援物資を募った。
 17:00頃まで作業が続き、梱包したダンボール箱は、約130個にもなった。25日(月)、熊本のボランティア団体に直接届くよう発送。そこから希望者に配布される。
 小樽青年会議所
 ボーイスカウト北海道連盟札幌地区
 Ya・Re・Ru・Ko・To実行委員会
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