上空に寒気が入り込んだ影響で、小樽市内も朝から雪化粧となり、ほぼ全道的に雪が降り、季節が逆戻りした。春を告げる庭のクロッカスにも雪が積もり、再び雪景色となった。
市内では、例年より雪解けが早く、3月30日に積雪0を観測した。気温も平年より高めに経過したため、久しぶりの雪に道行く市民らは、寒そうに急ぎ足で目的地へ向かっていた。
9:38に最低気温の0.2℃を観測し、その後も気温は上がらず、15:24に最高気温は3.6℃を観測した。その間、雪が降ったり止んだりで、屋根や駐車中の車、地面にもうっすら雪が積もり、時折、視界を遮るほど激しく降った。
地面に積もった雪はすぐに消えてしまい、小樽では1cm以上の積雪は観測されなかった。後志管内で一番の降雪を観測したのは倶知安の16cm、赤井川で13cmを記録した。
この時期の雪は珍しくなく、札幌での終雪(最後に雪が降る日)は4月19日頃で、小樽では、2013年5月7日に雪が降った。
札幌管区気象台によると、今後、早朝まで冬型の気圧配置が続き、日中は、気温も平年並みとなる見通し。
◎気象庁 天気予報 石狩・空知・後志地方