小樽市立手宮中央小学校(末広町13・仲倉優校長)が、4月6日(水)に開校した。
学校再編に伴い、手宮地区の4校(色内・手宮・北手・手宮西)が統合し、新しく「小樽市立手宮中央小学校」が誕生。小樽市では、平成2年の望洋台中学校以来26年ぶりの開校となった。
その開校式が、4月6日(水)9:30から、同校体育館で開かれた。会場には、2年から6年生までの児童200名と30名の教職員、私用のため欠席した森井市長に代わって上林猛副市長、林秀樹小樽市教育委員会教育長、市議会議員、手宮地区連合町会会長らが出席して、新たな門出を祝った。
居関孝男さんがデザインした校章が描かれた新しい校旗が、林教育委員長から授与された。
校章は、統合した4つの手宮の「手」を組み合わせ、お互いに助け合う姿を円形でイメージ、児童と地域の輪、鉄道発祥の地を意図させる車軸が描かれている。
教育目標には、「やさしい心をもつ子ども」・「自ら学ぶ子ども」・「たくましい子ども」を掲げた。
上林副市長は、「子ども達が新しい学校での生活に馴れるまで、子も達の目の輝き、行動など注意深く見守っていただき、これからの小樽を担う子ども達の教育にご尽力をいただきたい。これから新たな歴史のページを刻み、皆さんにも参加していただき、10年後・50年後と末永く地域の皆さんから支えられる、地域あっての学校になるよう願っている」と述べた。
仲倉校長は、地域に根ざした学校にするために、「1つ目に、自分大好き・友達大好き・学校大好き・地域大好きな子どもを育てる学校を作る。2つ目に、手宮中央小学校あっての地域だねと言われる学校。3つ目に、学校・家庭・地域がひとつになって、みんなで育てる学校を作る」と3つの約束を述べ、「大きな様々な荒波が待ち受けていると思うが、全職員の衆知を結集して乗り越えていきたい」と挨拶した。
4月1日に制定された校歌(作詞:保岡直樹・作曲:藤嶋美穂)を、出席者全員で歌い、それぞれの思いで開校を祝った。なお、同校では、7日(木)に入学式が行われ、新入学児童32人を迎える。
しかし、市内小学校4校が統合し、新しい統合の門出に、学校設置者の森井市長の姿は見られなかった。森井後援会会長の告別式を優先し、学校統合という重要な公用を後回しにした森井市長の行動に、多くの批判が寄せられている。私用を優先し、公務を後回しにする自分勝手な振る舞いに、多くの市民から「森井市長を支持してきたが、今回の行動はまったく理解できない」との声が上がっている。
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