小樽市内各地で桜が咲き始め春本番を迎え、待望の登山シーズンも始まりつつある。そこで、本格的な山登りを安全に楽しむために、道央地区勤労者山岳連盟が主催して、「小樽市民登山教室」が、5月19日(木)・26日(木)・29日(日)の3日間開かれる。
「より安全に・より楽しく・より安く」の実践ノウハウをこの機会の学んでもらおうと、山登りが気に入った参加者には入会を募っている。
同教室は、1980(昭和55)年から隔年または毎年開催し、今年で25回目となる。連盟に加盟する小樽勤労者山岳会が主管となり、地形図やコンパスの扱いに詳しいスタッフが講師を務める。
教室の内容は、塩谷丸山(629m)に登るために、安全な登山方法や用意するもの、地形図の見方やコンパスの使い方などの基礎知識を、2日間(各日2時間)にわたり学習する。
学んだことを実践するために丸山に登山する。山でのルールやマナーを体験し、地形図やコンパス実習を行う。下山後に交流会を設け、気づいたことや質疑応答する機会を設け、交流を図る。
昨年度は8名が受講し、同山岳会スタッフ10名と丸山登山で実践し、実り多い教室と参加者からの声が多く寄せられている。
同会の会員は、現在、親子会員の中学生から今年80歳になる幅広い年代が約50名。登山歴は様々で、山や自然を愛するメンバー。
今年50年の節目を迎え(1966年10月設立)、7月・8月・9月の例会では、大雪山への記念山行を企画。各会員のレベルに合わせ、五色岳を縦走しながら山に泊まるコースや、日帰りのコースも用意している。
6月は、恒例のオタモイから赤岩散策路のクリーンハイキングを、10月に50周年記念式展を予定している。
岩崎道子代表は、「山の花や景色を見ながら、山頂での爽快感は最高。丸山山頂からは、海や羊蹄山が一望でき、残雪が残る山々の景色は素晴らしく、ぜひ参加してもらいたい」と呼びかけている。(写真提供:小樽勤労者山岳会)
2016年度(第25回)小樽市民登山教室
机上学習:5月19日(木)・26日(木)18:30〜20:40 小樽市総合福祉センター4階研修室
実習:5月29日(日)7:00〜13:00 塩谷丸山登山、13:00〜14:00 交流会
会費:2,000円(教材費含・交通費実費)・定員15名
申込みは以下のいずれかで、住所・氏名・年齢・連絡先TELを。
(1)090-8633-4314、(2)0134-26-0711(兼FAX)、(3)メール
◎小樽勤労者山岳会