小樽市内の桜開花の”標本木”とされる小樽警察署のソメイヨシノが、4月24日(日)開花した。
23日(土)の観測では、まだ2、3輪しか開花しておらず、5輪以上で開花となるため、様子を窺っていたところ、24日になって、一気に数十輪の開花が観測でき、小樽の今年の開花日は24日となった。
小樽には地方気象台がなく、標高25mの勝納町に気象データを自動的に記録する気象観測所があるだけなので、職員が目で見た桜の開花日が、観測記録されることがない。
このため、小樽の桜の開花日は、札幌の開花日に準じているが、今年は、24日に札幌での開花宣言が見送られており、それより早く小樽の開花が観測できた。
市内には桜の名所も多く、手宮公園・手宮緑化植物園、なえぼ公園、小樽公園、水天宮、平磯公園、宏楽園などが知られている。
小樽市内でソメイヨシノの開花が最も早いのは、市総合福祉センター(富岡1)玄関脇にある桜だ。太陽で壁面が暖められ、その輻射熱が桜の開花を促している。今年も、数日前から、玄関脇の桜が数輪開花していた。
小樽・札幌の平年の開花日は5月3日となっており、昨年は4月22日で、今年の24日は、それより2日遅い。
4月に入り小樽の平均気温は、19日まで一桁台だったが、20・21・22日には、2桁台になった。この気温の上昇が、小樽の桜の開花を促した。
雪に覆われ長い冬に耐えていた桜樹が、ようやく開花を迎えた。4~5日で満開となるので、大型連休のGW中に、小樽の街は、桜花で溢れる春本番となる。
今週末からは、満開の桜を求め、多くの市民が桜見物に繰り出すことになりそうだ。
4月23日の様子 | 4月24日の様子 | ||