九州熊本地方で4月14日21:26に発生した震度7の直下型地震で、多くの死傷者が出ており、TV報道でその惨状が映し出されるにつれ、多くの人に衝撃が走っている。
地震の規模もこれまでの阪神・淡路大地震、東日本大震災等に匹敵する、これまでの最大級規模の地震となっており、今後の推移が極めて注目されるところとなっている。
しかも、強い震度6強の余震が相次ぎ、被害が拡大しており、中でも、宇土市役所の庁舎半壊のニュースが流れ、小樽市にとっても他人事でない事態が現出している。
小樽市を代表する大規模建築物の市民会館・総合体育館・本庁舎本館・本庁舎別館の4件は、老朽化が進んでおり、先に行われた耐震診断の結果、震度6強で倒壊するとの衝撃的な報告がなされている。
宇土市役所の庁舎も老朽化が進み、建て替えが必要とされていたが、財政難もあり、これまで手が付けられず放置されてきたと言う。
震度6強で倒壊するとされた小樽市の4大施設も、財政難で何らの対策も立てられず、放置されたままになっている。
宇土市役所は、4、5階部分が崩れ落ち、倒壊の危険があるとして、庁舎を放棄し、裏庭に災害対策本部を設置するという機能不全に陥っている。(写真はテレビ映像から)
「熊本地震」の影響が拡大する中、小樽に隣接する札幌地区には活断層が推定されており、震度6強の襲来も決して、他人事ではない事態になっている。
直下型地震に対応する街づくりが緊急の課題になっているが、今回の「熊本地震」で、何らの対応を示せない市政が大きく問われることになった。
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