4月1日付で行った森井小樽市長の人事が、市職員からそっほを向かれ、森井市役所は大混乱に陥っている。
森井市長は、4月1日に市の課長以上の幹部職79人の異動を発令した。昇任者は、部長職2人・次長職8人・課長職30人(医師を除く)で、新設課長ポストを増やした。
幹部職の退職者は14人で、定年退職者が10人、そのうち部長職が2人。定年前の自主退職は4人(医師を除く)。また、4人の降任希望申出書を承認した。昨年6月の森井市長の人事後にも2人が降任している。降任希望が出ることは稀だが、森井市政下では、希望者が相次ぐ異例事態となっている。
この人事で、大きな問題になっているのが、森井市長が福祉部長を総務部長に抜擢したことだった。しかし、この市の最重要部長に任命された三浦福祉部長本人が定年2年を残し、「森井市長よ、さらば」と、市長に三行半を突きつけ、さっさと退職してしまったことだ。
この結果、森井市長は、市の総務部長すら決められぬ無能ぶりを、満天下にさらし、みっともない人事しか出来ぬことが露わになってしまった。この総務部長人事は、まさに、市役所職員の掌握に失敗した森井人事の象徴となってしまった。市役所を掌握出来ぬ市長が、その政策を実行する手段を自らの人事で失ってしまった。
森井市長の相談相手は、庁内の副市長や各部長などではなく、部外者の森井後援会の幹部のみで、市役所市長室には、後援会の幹部が大手を振ってフリーパスで出入りする現状となっており、目撃した職員からは、「影の市長」の存在に大きな疑念の声が上がっている。
この森井人事を巡り、市内には匿名の告発文書が出回っており、異常事態となっている。 ◎投稿文1
森井人事の大混乱を受け、市議会では、18日(月)に総務委員会を開催することを決め、市長を追及することにしており、その質疑が注目されることになった。
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