小樽市立高等看護学院(東雲町9・並木昭義学院長)は、49回目の入学式を4月8日(金)10:30から、同校2階体育館で開き、看護師を目指す30名が新たな道を歩み始めた。
森井秀明市長をはじめ、横田久俊市議会議長、厚生常任委員会の市議会議員、病院関係者、父兄・在校生が温かい拍手で迎える中、男子1名を含む新入生30名が入場した。
式の中で、新入生ひとりひとりの名前が読み上げられ、それぞれが決意を新たにした。
並木学院長は式辞の中で、「新しいことを学ぶには躊躇せず、どんどん前進し楽しむこと。学ぶ喜び・学ぶ幸せを噛み締めることが大切。将来は、3年間のこの学院での勉強をもとに、自らの職責を認識し、生涯に渡り社会に役立つべく学習を重ね、自らの世界を切り開いて行かれることを期待する」と激励。
森井市長や横田市議会議長からも、祝いの言葉が述べられ、在校生を代表して藤川梨香さん(3年)は、「3年後、心身共に力強く成長し、この学校で学び、看護師の道を志して本当に良かったと、心から思える自分たちの姿があることを信じて、共に看護の道へ邁進していきましょう」とエールを贈った。
新入生を代表して阿部枝緒梨さんは、「学院の精神に基づき、生命の尊重を基礎とした豊かな人間性を育み、社会の幅広い領域で、健康と福祉の向上に寄与できる看護師となるため、勉学し努力することを誓います」と宣誓した。
式を終えて 田辺由梨花さん(26・小樽在住)は、「患者さんひとりひとりの個性を尊重して、病気や入院生活への不安を少しでも減らせるようお手伝いができる看護師を目指したい。大人になってから妹や高校の時の友人で看護師が多く、理想や目標を沢山持っていて、そのような思いで出来る仕事が看護師だと選んだ」と述べた。
大友彩奈絵さん(18・共和町在住)は、「病気や怪我を負った患者さんと接する時間が長い職業なので、患者さんをよく見て、求める看護を提供できるように、そして、自分の人間性も学校生活で磨きつつ、患者さんにしっかりと寄り添える看護師になりたい」と、思い描く看護師像を語った。
5月には体育大会、12日の看護の日には講演会を予定している。
◎小樽市立高等看護学院
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