地域密着型金融機関の小樽信用金庫(佐林史明理事長・稲穂1)は、市内の新入学児童へ自由帳850冊(約12万円相当)を寄贈、今年で45回目となった。
その贈呈式が、3月23日(水)9:30から、小樽市教育委員会(花園5)2階教育長室で行われ、佐林理事長から林秀樹教育長に手渡された。
同信用金庫は、1972(昭和47)年より、新入学児童へのお祝いと交通安全の願いをこめて寄贈を続け、自由帳が入ったビニール袋に「渡らない 横断歩道のないところ」と標語が書かれている。これまでに鉛筆や夜光反射板などに品を変え、平成12年からこの自由帳が贈られている。
平成28年度の新入学児童は712名(3月23日現在)。入学に合わせて各学校へ配布し、新入学児童へ渡される予定。
佐林理事長は、「寄贈を始めた当時から、新入学の子どもたちの安全を祈願して贈らせてもらっている。標語入りで交通安全を子ども達にも理解してもらいたい。かつて、2,000人もの子どもがいたが、少なくなってきている。子どもは地域の宝で、すくすくと成長することを願っている」と思いを述べた。
林教育長は、「安全に通学してもらいたい願いが込められたプレゼント。子ども達も喜ぶと思う。この標語を見て交通安全を勉強し、しっかりと指導していきたい」と感謝した。
同信用金庫は、毎年4月に、防火標語入りのペンセットを、小樽市消防本部へ寄贈している。
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