森井秀明小樽市長の後援会が配布した「森井ひであき後援会通信」が、にわかに注目を集めている。
森井ひであき後援会(稲穂5丁目16-22)が、最近発行し、同会会員に郵送や手渡しで、先週から配布されている「森井ひであき後援会通信」は、後援会文書としては異例の政治論議文書となっており、その意図をめぐり、さまざま憶測を呼んでいる。
副市長や参与の件で言及し、9月議会に提案した副市長人事では、「中村氏はその適任者でした」とし、「小樽市議会の一部の会派が、論点をすり替え、政策論議ではなく「反森井」で議事が進められて森井市長に反対の為の反対をしているのです」としている。
また、参与の件では「森井市長とタッグを組み除排雪体制の改善に必要であることをご理解頂きたいと思います。人事は市長の権限で決められるため議員達が問題にすること自体がおかしな話なのです」としている。
また、「市議会でのマスコミに流れている報道は偏った見方によるある一部の意見をとりあげた報道」と、マスコミ批判を繰り広げ、市議会に対し「重要な施策などには一切触れず、市長の個人的な部分を誹謗中傷とも取れるやり取りで質問をしつこく浴びせ、いたずらに議会を空転させているのです」等と市議会と議員批判を痛烈に行っている。
同通信のこの政治的文書は、今後、議会でも大きな反響を呼ぶものとみられ、森井市政の先行きに不透明感を与えるものとなっている。また、森井市長の司令塔が後援会にあることを露にしており、今後、各方面で論議を呼ぶことになりそうだ。
◎あんてつが行く!