小樽海っ子番屋! "ニシン"をテーマに最終回


 祝津の番屋で家族が集い学ぶ「小樽海っ子番屋”マリンサイエンスクラス”」が、2月6日(土)10:00から14:00頃まで、旬のニシンをテーマに実施される。海や魚に興味を持つ小学4年生以上の親子家族(祖父母でも可)を対象に、先着40名を募集している。
 漁業・漁村・海の魅力を知ってもらうために、ニシン漁歴史遺構の茨木家中出張番屋で、海の生き物の不思議を学ぶ漁村体験プログラムを内容に3年前から実施。今回は最終回となる。
umikkoclub.jpg 水族館勤務経験がある魚の専門家NPO法人祝津たなげ会・渡部満事務局長指導のもと、ニシンを解剖し生態を調べたり、海を見ながら環境についての話や、浜の母さんの指導でニシン料理を体験。カズコノ・タラコ・イクラの食べ比べや、9年前から群来が観測されるようになりタイミンが良ければ遭遇も期待できる。
 また、地元丸藤水産や入久三浦水産の協力により、昼食には、祝津の名物「群来太郎丼」とみそ汁の無料試食会も開かれ、ニシンづくしの内容となっている。
 水産庁の水産多面的機能発揮対策交付金を活用して「小樽海っ子倶楽部」を立ち上げて3年目となり、小樽市漁業協同組合・小樽観光協会・NPO法人おたる祝津たなげ会・東海大学メンバーが参加し、小樽の漁業・漁村の活性化を目的に、食を中心に小樽の水産物の普及や環境保護の啓蒙活動を実施してきた。
 今年度は、8月に「ウニ」、10月に「コンブ」をテーマに、多くの子ども達が参加し観察した。
 渡部さんは、「ニシンの鱗はすごく大きくて銀色に輝いている。これを外して鱗から年齢を査定したり、胃を調べ何を食べているか、さらに、卵の産卵状況なども観察する。解剖後は調理して食べ、命を頂くところまで行いたい。群来太郎丼を無料で提供し、小樽市民にもぜひ参加してもらい、地元に根付かせニシンまつりに繋げたい。小樽の産物を取り上げ、市民にもさらに深くニシンについて知ってもらいたい」と参加を呼びかけている。
 小樽海っ子番屋第3回「海の森とニシンのお話し」
 平成28年2月6日(土)10:00〜14:00
 茨木家中出張番屋(小樽市祝津3)・参加無料
 募集人員:小学4年生以上の親子(祖父母可)40名(先着順)
 申込み締切1月29日(金)まで、詳細はHPへ。
 問合せ 0134-26-6160 おたる祝津たなげ会(青山)
 小樽祝津たなけ会HP
0206umikkoclub.jpg