いよいよ小樽の街に、冬将軍がやって来た。11月24日(火)、街は、朝起きたら一面の銀世界に変わっていた。小樽の街に初雪がやって来たことで、市民の生活も冬一色に変わっていく。
24日、発達した低気圧の影響で、小樽は今冬初の積雪を記録した。夜半から急激に気温が下がり、06:56には今冬最低の-0.8℃のマイナス気温となり、最高気温でも1.0℃(02:16)と寒い日となり、市内全域に湿った初雪を降らせた。07:00には2cmの積雪深となり、12:00には7cmと積雪を増している。
家屋・道路・駐車場なども白一面の雪景色に変わり、いよいよ、北国の長い長い冬の始まりを市民に実感させた。駐車場で雪かきしていた主婦は、「まだ冬タイヤにしていないのよ。今から替えに行くんだけど、混んでるよね」と、慌てていた。
15:00頃の市内の様子は、歩道にところどころ雪が積もり、歩き難い状態。小樽駅周辺も一気に雪化粧となった。観光客や学校帰りの学生や市民は、寒そうに肩をすぼめて家路を急いだ。
旧手宮線も真っ白で、線路は雪に埋もれ、積もった雪の上に紅葉の葉が落ちたり、バラの花や姫りんごに雪が覆いかぶさっていた。
東京から観光で訪れた女性2人は、「初めて小樽に来て雪に遭遇。綺麗な印象を受けました」と雪を踏みしめ散策を楽しんでいた。
札幌管区気象台は、24日10時39分、「24日は低気圧が発達しながら北海道の南を通過し、夜には千島近海に達する見込みです。低気圧の通過後は、25日にかけて冬型の気圧配置となるでしょう。
24日9時の石狩・空知・後志地方の天気は、概ね雪となっています。 24日は、雪時々曇りでしょう。
25日は、石狩・後志地方は雪のち曇り、空知地方は曇り時々晴れで、所により明け方まで雪の見込みです」と発表した。
市内には、現在、「風雪,波浪,着雪注意報」が継続されている。
◎気象警報・注意報 : 小樽市
◎天気予報: 石狩・空知・後志地方