母校手宮西コント&講演会 ザ・ニュースペーパー


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 小樽市立手宮西小学校(清水町5・加藤達子校長)は、同校卒業生の社会風刺コント集団ザ・ニュースペーパーのリーダー渡部又兵衛さんを招き、閉校記念事業の一環として、11月20日(金)10:30から、同校体育館で、フルメンバーが出演するコントと講演会が開かれた。
 全校児童94名と地域住民や保護者・卒業生など70名が集まり、軽快なテンポのコントに会場は何度も笑いの渦に包まれていた。
 又兵衛さんは、1950(昭和25)年、新潟県生まれ。小学4年生の頃に同校に転校し、1962(昭和37)年に卒業した。その後、石山中学校(閉校)、小樽桜陽高校へ進み、芝居を志ざし、東京の大学へ進学し、劇団に入団。1988(昭和63)年に同劇団を結成し、ニュースを切り口としたコント集団のリーダーを務める。同校には、8年前に、NHKの番組「課外授業ようこそ!先輩」の収録時に訪問、今回は2度目となる。
newspapers2.jpg 公演に先立ち、主催する同校閉校事業実行委員会・事業部三浦真由美さんは、「春より企画し、公演が実現して嬉しい。児童・保護者・地域の皆さん、今日の公演を思う存分楽しみ心に刻み、心に残る思い出にしてもらいたい」と挨拶した。
 又兵衛さんを含む3名のステージで開幕し、パントマイムの人形ふりや壁、綱引きを披露した。本当に壁があるように見えたり、綱引きをしてるかのように演じ、児童らは間近で見るパントマイムに惹きつけられた。
 得意とする時事ネタコントが始まり、安倍シンゾウと小泉ジュンイチロウ、舛添ヨウイチに扮し、児童も楽しめるものまねコントを披露。児童らは次第にコントの世界に引き込まれて行った。
newspapers3.jpg 又兵衛さんは、一円玉に扮しひとりコントを披露。一円玉の思いを代弁し、大きな笑いと拍手が沸き起っていた。
 メンバーのカラスのコントでは、いつのまにか同校教師も交え、次々と繰り広げるプロのパフォーマンスに、時間の経つのも忘れ大いに盛り上がった。
 後半は、又兵衛さんによる講演会が開かれ、離れていてもずっと心の中にある、手宮西で過ごした日々を語った。
 初めて北海道に来た時に、スキー授業があり、坂の上から滑ることができず、月灯りでスキーを練習した話、鼓笛隊ではシンバルを担当した話などを語り、当時を懐かしんだ。
 又兵衛さんは、「手宮西小学校は閉校しても、楽しかったこと・苦しかったことが心の中にずっと残り、それを大切にしてもらいたい。せっかく生まれてきたのだから、笑えるよう努力して夢を叶えるよう、夢に向かって楽しい人生を送ってもらいたい」と述べた。
 8年前にテレビ収録し、現在20歳となった当時の児童も来場し、又兵衛さんと再会を祝った。
 同校山本翼君(6年)は、「コントはみんな面白かった。中でも又兵衛さんの一円玉が面白かった。中学2年生になったら、またこの校舎に通う。又兵衛さんの言ったように学校を思い出に頑張ろうと思った」と話した。
 ザ・ニュースペーパーHP
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