小樽市総合博物館(手宮1)本館の屋外展示中の鉄道車両に、ビニールシートを掛ける作業が、11月14日(土)10:00から始まった。本格的な降雪時期を迎える前に、貴重な鉄道車両を雪から守るために毎年行われている。
同館職員やNPO法人北海道鉄道文化保存会会員やボランティアら8名が集まった。中央ホームや手宮ホームの展示中の車両35両のうち、4日間で20両を目標に作業が進められ、今年度のシート掛けは、例年より1週間ほど遅れて開始した。
初日は、中央ホーム横の特急北海から手がけた。ハシゴで天井に上る人や車体をシートで覆う人、ホームと車体の狭いスペースを手探りで紐を掛ける人など、経験者ばかりが集まり、作業は、スムーズに効率良く進められていた。
先頭車・食堂車・木造客車・現金輸送車など12:00まで5両のシートかけが終了。
同会・五十嵐義郎さんは、車両のペンキ塗りなど補修作業に励んでいるひとりで、展示車両の状態に詳しい。「4月にシートを外し、5月から展示を開始し6ヶ月間の展示となった。シート掛けが無事に終わると来春まで休みとなる。今回は人手不足なので、後3日間、協力をお願いしたい」と話した。
同シート掛けは、15日(日)・21日(土)・22日(日)も、10:00〜12:00を予定し、その作業を体験することができる。雨や強風時は中止。申込みは不要。
問合せ:0134-33-2523 小樽市総合博物館
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