405点の力作並ぶ!「堂々展Vol.24」


doudouten1.jpg 小樽写真研究会(浅賀正生代表)の小樽・札幌の会員9名と、昨年に引き続き、北海道職業能力開発大学校写真部も加わった「堂々展Vol.24」が、11月11日(水)〜15日(日)10:00〜17:00に、市立小樽美術館(色内1)市民ギャラリー1・2で開催中だ。
 同会会員と職能写真部が、自由な作品と企画展用の405点(モノクロ143点・カラー262点)を展示し、見応えのある魅力的な写真展となっている。
 ユニークな作品展名「堂堂展」の名前には、「上手いも下手も抜きにして、初心者もプロも堂々と」という意味が込められている。
 写真サイズも様々で、限られた壁の空間を作家の芸術的センスを活かした展示が施され、
コーナーそれぞれが個展の感覚で楽しめ、心待ちにしていた写真愛好家も多い。
doudouten2.jpg 堂々展のもうひとつの見所となる「Deep小樽」は、写真を通じて町とより深く関わっていきたいと、2003(平成15)年にスタートした。小樽の町を切り口に、会員それぞれが町に出向き、建物や路地、誰も知らない町の顔を写し取って発表している。
 今年は、入船と住ノ江にスポットを当て、会員らの鋭い視線で、レンズ越しの町を作品にしている。
 佐藤通晃さんは、妻が育った馴染み深い町・入船を、今は空き地となってしまった妻の生家だった場所の様子などを収め、懐かしみながら撮影したという。
doudouten3.jpg iPadを360度回しながら撮影した町、桜の名所の天上寺など、小樽の魅力を再発見できる企画となっている。
 デジタルカメラの普及に伴い、カラー写真が大半を占める中、佐藤さん、浅賀代表、神田泰行さんは、モノクロ写真にこだわり続け、自分でプリントして作品にしている。
 佐藤さんは、「作品数が多く展示を工夫し、モノクロ作品も多い。懐かしい風景などは見ていて面白い。この機会に楽しんでもらいたい」と話した。
 小樽写真研究会堂々展Vol.24 企画展:Deep 入船・住ノ江
 11月11日(水)〜15日(日)10:00〜17:00
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1・2 入場無料
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