丹精込めた作品展示! デイサービス合同作品展


dayserviceart1.jpg 小樽市内のデイサービスセンター25施設が一同に集結した、デイサービス合同作品展示会が、11月19日(木)〜22日(日)10:00〜16:30、市立小樽美術館(色内2)1階市民・多目的ギャラリーで開かれている。
 会場には、丹精込めて作られて多彩な作品がずらりと展示された。出展者はじめ、各市内のデイサービス利用者も入れ替わりで訪れ、作品を眺め、その出来栄えに感心していた。
 昨年度に初開催され、2回目となった同作品展は、小樽市デイサービスセンター連絡協議会(西川浩司会長)主催で、小樽市が後援し、デイサービスいるか管理者・宮下めぐみさんが実行委員長を務めた。昨年度は968名の来場者、今年度は2,000名を目標にしている。
dayserviceart2.jpg 現在、市内には67のデイサービスがあり、同協議会には33の施設が加盟している。その内25の施設が参加し、各デイサービスの個性を生かした作品を展示。施設名入りのタペストリーは、毛糸で編んだモチーフやボトルキャップなど、様々な素材を使って目立つようにアピール。どのデイサービスセンターも個性に溢れ、多彩なアイディアに見入ってしまう作品ばかり。
 デイサービスセンターぽえむの丘は、トイレットペーバーの芯で作ったランプシェード。デイサービスセンターハーモニーは紙バンドで作ったかご。銭函デイサービスセンターは、色紙やリボン・毛糸など8種類の材料を使い、小樽運河の絵を製作。この展示会を目標に縫い上げたパッチワーク、台紙に丁寧に千代紙を貼り付けた紙皿など、アイディアを絞った作品が並び、来場者の目を楽しませている。
dayserviceart3.jpg ちりめんを使ったつまみ細工で壁掛けやリース・ストラップの作品を出展した、ツクイ小樽さくらの利用者の女性3名は、「手が込んでいる作品で素晴らしい。良くできている。手芸が好きで今回初めて出展した。皆さんの作品を見て参考になった」と話した。
 初の取り組みとして、21日(土)11:00から15:00まで、「手形アート」のイベントを開催する。来場者に入浴剤から開発した安全な塗料を使い、手形に参加してもらう。参加者はくじをひき、各デイサービスの協力により思いを込めて手作りした作品がプレゼントされる。
 その手形を大きな虹型に張り合わせ会場に展示。22日(日)には、手形アートの前で、12:00〜14:00にFMおたる公開生放送で、音楽療法士の笠原裕子さんによる音楽セラピーや、西陵中と末広中の合唱部が歌を披露する。また、西川会長や商大生、デイサービス職員らのトークセッションを予定している。

 宮下実行委員長は、「5月から準備を重ね、デイサービスの合同作品展は小樽市のみの展示会。作品づくりに精を出し取り組んだものやレベルアップした素晴らしい作品ばかり。デイサービスのことや介護で困っている人の相談コーナーもあり、市民との交流を深めながら楽しんでもらいたい。今後も開催を続け、販売に繋げたい」と話した。
 西川会長は、「この作品展を目指し頑張りが見て感じ取れる。利用者の製作意欲も高まり、展示される喜びを感じてもらいたい。職員も協力しサービスの向上にも繋がり、協議会としての役割も果たせると思う」と話した。
 手形アート作品は、12月1日(火)から、小樽市役所(花園2)の渡り廊下に1週間ほど展示する予定。
 デイサービス合同作品展示会 11月19日(木)〜22日(日)10:00〜16:30
 市立小樽美術館(色内1)市民・多目的ギャラリー・入場無料
 小樽デイサービスセンター連絡協議会HP
 関連記事