手宮西小の思い出に! メモリアルコーナー完成披露式


 2016年3月末で106年の歴史に幕を閉じる小樽市立手宮西小学校(清水町5・加藤達子校長)は、同校前のミニグランド横の桜の木の下に、思い出を未来へと繋げる「メモリアルコーナー」を設置した。
temiyanishimemorial1.jpg その披露式が、秋晴れの空の下、10月22日(木)13:05から、昼休み時間を利用して、全校児童94名と職員、地域住民らが集まり行われた。
 メモリアルコーナーは、6年前の開校100周年記念として桜100本を校内周辺に植樹した時に、記念の石碑を建てた場所。
 閉校記念事業実行委員会(山下高之進会長・PTA会長)が中心となり、様々な閉校事業に取り組む中、桜の維持費の残りを活用して何かできないか検討したところ、100周年記念の石碑の裏面に同校の校歌を刻み、石碑と同じ御影石の椅子4つを設置するメモリアルコーナーを企画し、8月25日に完成した。
 披露式は、閉校記念碑の設置を全校児童で確認。閉校に対する思いを想起し、本校の歴史を振り返る唯一そのままの状態が残る場所にモニュメントを残し、思い出をさらに未来へと繋げてもらいたいとした。
temiyanishimemorial2.jpg 山下閉校記念事業実行委員長は、「手宮西小学校は3月で閉校し、4月から新しい校舎へ向けて工事をし、中学校として生まれ変わる。そんな中、先生や保護者、地域の方々が手宮西小学校の思い出を残そうとこの場所を作った。5年後10年後、みんなで集まる機会があったら、ここへ来て手宮西小学校を思い出す場所としてもらえればと思う」と話した。
 児童の代表者2名と山下同実行委員長がテープカットを行い、全員で校歌を斉唱し、完成を祝った。浅見紗圭さん(5年)は、「みんな手宮西小学校を忘れないでほしい。閉校後も友達とこの場所に来たい」と話した。
 なお、今後の閉校記念事業として、ニュースを笑いに変えるコント集団「ザ・ニュースペーパー」の渡部又兵衛さんが、同校の卒業生という縁で、11月19日(木)の小樽公演の翌日20日(金)に、同校で小公演を予定している。
 また、FMおたるの番組内で、全校児童が将来の自分へのメッセージを語る「声のタイムカプセル」を10月29日(日)から3回に分けて放送する予定。放送した音声はCDにしてプレゼントされる。
 小樽市立手宮西小学校HP