新駐車場が10月16日(金)にオープン! 小樽市立病院

 小樽市立色内小学校(谷本慎司校長・稲穂5)では、2011(平成23)年からNPO法人歴史文化研究所が始めた「おたる案内人ジュニア育成プログラム」に取り組む4期生の6年生24名が、9月18日(金)13:30から、運河公園周辺で神奈川県や大阪府からの観光客にガイドを行い、2年間の学習の成果を発表した。
 8月の運河中央橋周辺のガイドに続き、今回は運河公園周辺に場所を移動し、①運河公園、②北運河と艀、③右近・広海・増田倉庫、④廣井勇について、⑤伊藤長右衛門について、⑥小樽の木骨石造り倉庫、⑦旧日本郵船と残荷倉庫・旧手宮線についての7つのポイントで、担当の児童が解説を行った。
otaruguideJr2.jpg 大きな声で身振り手振りも加え、分かりやすく解説し、2年間で習得した知識を披露し、ガイドを受けた人からも評判が良かった。
 神奈川県からキャンピングカーで旅行中の夫婦は、子ども達の解説を熱心に聞き、それぞれに考えたクイズが出題されると、真剣に考え回答し楽しんでいた。「子ども達にガイドしてもらったのは初めて。分かりやすく一生懸命で良かった。小樽の歴史が少し分かり、良い思い出となった」と満足した様子だった。
 25日(金)のガイド実践に先立ち、同プログラムを勉強中の同校5年生25名が会場を訪れ、6年生のガイドの様子を見学した。
 見学した5年生は、「分かりやすく説明し、おもしろいクイズもあった。笑顔で大きな声ではっきりと言葉が言えるようになりたい」と感想を話した。
otaruguideJr3.jpg 北防波堤を建設した廣井勇の銅像前でガイドに挑戦した同校・中山大河君は、「早口にならないようにゆっくりと読み、全力を尽くした。小樽の歴史を知り自慢できる町だと思った。歴史を覚えたので、活かせる場面があったら良いと思う」と話し、同・齋藤暖生君は、「スムーズに話せるように練習した。知らなかった小樽の歴史がよく分かった。勉強したことが発揮できて良かった」と感想を話した。
 小樽観光大学校が主催する「おたる案内人」の資格を取得したおたる案内人1級やマイスターの資格を持つ5名が講師となり、色内小学校で、5・6年生の総合学習の時間を利用し、5月の連休明けから、5年生は11月まで、6年生は9月まで、観光ガイドのノウハウを指導してきた。
 その講師のひとり阿久津米子さんは、「昨年初めて5年生に関わり、一生懸命に取り組み、成長ぶりに驚いている。注意した箇所を即実行し、上手にガイドができ安心した。6年生は、まとまりがあり活き活きと取り組んでいる。知らなかった小樽の歴史を語ることが財産となる。友達や親戚の人に、小樽の歴史について話せる人がひとりでも増えるのは、何よりも嬉しい」と6年生の活躍ぶりを褒めた。
 ガイド終了後、講師から、おたる案内人ジュニアの修了証が手渡された。
 25日(金)13:30から1時間ほど、同校・5年生25名が、旧日本郵船(株)小樽支店(色内3)館内でガイドに挑戦し、学習の成果を発表する予定。
 同プログラムは、国土交通省の平成27年度都市景観大賞の「景観教育・普及啓発部門」優秀賞を受賞している。同校は来年3月末で閉校となり、同校児童のガイドは今年で最後となる。今後については今のところ決まっていない。
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