小樽市内の奥沢・真栄・勝納地区をぬって流れる勝納川で、今年も鮭の遡上が始まった。
勝納川では、毎年9月下旬から10月上旬にかけて、産卵のために遡上する鮭が見られ、秋の風物詩ともなっている。川には鴨の姿も多く見られ、鮭と鴨との二重奏となっている。
勝納川は、石や岩・階段水路などで遡上を妨げる多くの難関が横たわっており、鮭たちは、新しい命のために傷だらけになりながら懸命に川を上っている。
急な川の流れに何度も何度も戻されながら、産卵のために懸命に遡上している。鮭たちの体は、栄養分がイクラや白子にいくため、水カビで白くなっている。
24日(木)は、南樽市場周辺で、懸命に川を遡るサケを眺めることができた。早い水の流れに逆らって、体を左右に揺らしながら何匹もが懸命に泳いでいた。