レベルの高い写真愛好家が集まる「写団豊友会写真展」が、7月29日(水)から8月2日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で開かれ、24回目を迎えた。
会員10名の四つ切りとA4サイズ50点と全紙8点のモノクロ1枚を含むカラー写真58点を展示している。初の試みとして、全紙サイズにした作品を発表。来場者にインパクトを与えている。
同会(鹿戸芳之会長)は、道新文化センター修了会員と写真愛好家が集まる「フォートピア」が昨年から合併し、現在、若手新人を含む11名の会員が所属、そのうち10名が同作品展に参加している。春と秋の年2回、撮影会を実施し、今年の春は、平岡公園と農試公園に出かけ、撮影を思う存分楽しんできた。
初日当番の紅露雅之さんは、小樽運河5点を面白い作品に仕上げている。コンパクトデジカメのHDRアート風を使い、絵画風に加工したものや、パーシャルクロスフィルターを使い、1/4だけクロス効果を演出させたり、小雨の水滴が、現像してみると丸くいくつも写り込み、想定外の面白い作品になったものなどを出展している。全紙サイズは、躍動感あるウインドサーフィンの画像で、積丹観光フォトコンテストに出展し入賞した作品だという。
池谷昭二さんは、愛猫を全紙で出展。愛くるしい猫の表情は、来場者の注目を集め、他には、牡丹・ひまわり・あじさいなど花々の作品を出展している。
自然をテーマにした作品が得意な鹿戸会長は、「全紙を各自1枚と4つ切りとA4サイズを5枚出展。会場は華やかな雰囲気となり、全紙の初の取り組みを、皆さんに見てもらいたい」と話した。
第24回写団豊友会写真展 7月28日(水)〜8月2日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2 入場無料