故郷小樽をモチーフに 横山陽個展


yokoyama1.jpg 東京都町田市在住の横山陽さんが、故郷小樽をテーマにした個展を、7月28日(水)から8月2日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1で開いている。アクリルガナッシュを使い、ここ5年以内に書き溜めた2L判25点を展示している。
 横山さんは、大学進学まで小樽に住み、今でも年3回ほどは小樽を訪れ、スケッチを楽しんでいる。小樽の観光名所となる有名なポイントよりも、裏道や崩れそうな家、繁華街の裏側など情感のある場所にスポットを当て、作品にしている。
 小樽千秋高校(現小樽工業高校)の美術部に在籍し、卒業後45年余り、小樽を異郷から見つめ、モルタル壁とカラートタンの小樽の町並みや、バックばかりの毛無し山を主役にしようと、朝陽を浴びたり、雪に覆われた早春の毛無山などさまざまな表情を捉え描いている。
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 15年前に他のテーマで個展を経験しているが、小樽をテーマにした個展は初めて。還暦が過ぎ、仕事も一段落し、作品作りに本腰を入れ、この度、集大成を発表。会場では、小学校の恩師との再会を果たし、同級生も作品鑑賞に集まった。
 横山さんは、「ぜひ小樽の人に見てもらいたい。改めて小樽の魅力を感じてもらいたい。時が止まったようなところに美しさを感じる。今後も小樽を描き続けたい」と話した。
 故郷 小樽 横山陽個展 7月29日(水)〜8月2日(日)10:00〜17:00
 市立小樽美術館(色内1)市民ギャラリー1 入場無料