小樽商科大学と北海道大学の両応援団による伝統の対面式が、7月5日(日)10:00から、小樽のサンモール一番街(稲穂)で開かれた。
今回は、同日13:00から、商大グランドで両校の硬式野球部の対抗戦が行われ、その競技応援も合わせて行われた。
同対面式は、1912(明治45)年から始まり、小樽と札幌で交互に実施していた。2010(平成22)年に13年ぶりに両応援団による対面式が復活。2011(平成23)年に小樽で開かれた対面式では、商大女性団長が熱演し、話題となった。関連記事
2014(平成26)年には、商大応援団100代を迎え、記念式典を市民会館(花園)で盛大に挙行し、大勢の卒業生等ともに100代を祝った。
今年度の101代目団長は、中野史崇さん(20)が務め、副団長共々小樽出身。地元での対面式となり、より闘志が込められ存在感を見せつけた。北大応援団は104代目の団長で、受け継がれた証であるボロボロの羽織をまとい、対抗していた。
商大応援団一行は、8:30に商大を出発し、その存在をアピールしながら地獄坂を下り、JR小樽駅前で、「下駄上げ」(三役揃い踏み)を披露した後、都通り商店街を練り歩き、サンモール会場へと向い、北大応援団の到着を整列して待ち構えた。
一方、北大応援団一行は、商大の参謀が先導し、同駅前から同商店街を威勢良く歩き、対面式会場に無事到着。会場には、市民や学生・卒業生などの大勢の見物客が押し寄せ、身動きも取れないほどの混雑ぶりとなった。
せめぎあいの対面式では、「永遠の幸(北大)」や「金鱗おどる(商大)」の校歌を歌い、女子学生による花束交換、「不知火拳(北大)」、「胡蝶の舞型(商大)」、昨年31年ぶりに復活を果たした南蛮踊りと、両者負けじと演武を繰り広げ、北大団長が「挑戦状」を叩きつけ、商大団長が「応戦状」を読み上げた。
市民や卒業生は、やじで応戦。両者の団員らの闘志に、観客は熱い拍手を贈り、伝統の対面式を楽しんでいた。
◎小樽商科大学応援団
◎北大応援団&応援吹奏団
◎関連記事