小樽水産高"元気まぐろ"超人気!生協で生徒が販売


shuisanmaguro1.jpg 小樽水産高校(若竹9・村松裕史校長)の生徒が、昨年実施したハワイ航海実習中に漁獲したマグロを、4月11日(土)・12日(日)と18日(土)・19日(日)、コープさっぽろ南小樽店(入船1)と同みどり店(富岡1)で販売する初めての試みが行われた。
 初日の11日(土)は、各店舗とも開店と同時に販売コーナーに、マグロを買い求める客が集まり、にぎり寿司や冷凍柵・山かけ用のマグロが飛ぶように売れた。商品のマグロには、”元気まぐろ”と書かれた銀色のシールが貼られていた。
 販売されたマグロは、同校本科海洋漁業科第2学年漁業コース23名と専攻科漁業科第1学年8名が、昨年10月22日から12月9日まで、実習船・北海道教育長渡島教育局所属「若竹丸(666トン・松代真佳船長)」に乗船し、49日間の航海実習が行われた時に、ハワイ沖の延縄漁で漁獲したマグロ。
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 従来は、焼津港で水揚げしていたが、昨年12月8日の実習船が小樽港帰港時に、バチマグロやキハダマグロ・ビンチョウマグロ・カジキマグロ6〜7トンを初水揚げした。
 コープさっぽろ南小樽店(入船1)の同マグロを販売する特設コーナーでは、延縄漁の実習の様子の写真やメバチマグロの頭もディスプレイされ、水産高校ののぼりを立て、遠くからでも目立つように設置された。
 乗船した同校本科海洋漁業科担任の松川道義教諭と、同3年の石井秀明・髙橋剛・長門賢裕君らは、青い袢纏姿で販売員を務め、「いらっしゃいませ!」と声をかけながら、カジキマグロを使った唐揚げや煮付けなどのレシピを配布。
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 100g128円〜198円の格安で販売し、キハダ・メバチ・ビンンチョウマグロ3種類の試食も用意され、味を確かめたり、高校生の話を聞きながら、気に入ったマグロを買い求めていた。
 松川教諭は、「実習で獲った魚を販売でき、流通の勉強やインターンシップの延長ともなり、とても良い経験となる。小樽で初めての水揚げとなり、今後もできるかぎり続けていきたい」と話した。
shuisanmaguro4.jpg 石井君は、「実習では、決まりを守り楽しく参加した。販売を経験したことがないが、3人で協力して務め、お客さんがマグロを喜んで買いに来てくれて嬉しい」と話した。
 当初、冷凍柵200パックを用意したが、飛ぶように売れ、にぎり寿司にも人気があり、追加で販売を続行した。
 カゴいっぱいに買い込んだ人や、試食をして「美味しい、値段も安い」と言う人、「水産高校の生徒が獲ったマグロだ」と笑顔で買い求める男性の姿もあった。
 12日(日)も、同2店で、10:00から16:00まで販売を行い、初日同様、同校人気の缶詰(マグロの油漬け)48缶の販売も予定している。
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