市民会館満員! 和太鼓フェスに熱気

 小樽市民会館(花園2・月居卓司館長)自主事業「小樽和太鼓フェスティバル2015」が、3月29日(日)13:30から開かれた。1,216人収容の大ホールは、満員状態で、迫力ある和太鼓の演奏に、会場は熱気に包まれた。
 出演団体は、市内を中心に活動するおたる潮太鼓保存会若潮隊・小樽銭函創作太鼓「童夢」・和太鼓おたる打々っ鼓・おたる潮太鼓保存会・小樽太鼓衆「鼓響」。賛助出演として、室蘭から大太鼓松村塾生と小樽商科大学の「YOSAKOIソーラン翔楽舞」が出演し、同フェスティバルをより一層盛り上げた。
taikofes.jpg 今年で4回目となる同フェスティバルは、2年に1度の開催となり、待ち焦がれた太鼓ファンが、開場前から同館前に並び、長蛇の列ができた。小樽市内で活躍する和太鼓団体が一堂に会し、日頃の練習の成果を発表。個性ある各団体の迫力ある打演が、同館大ホールに響き渡った。
 出演者団体にとっても、他の団体と共演することによって刺激を受け、技術の向上へ繋げるのも目的のひとつとなっている。
 和太鼓おたる打々っ鼓のお迎え演奏で始まり、2部構成で8つのプログラムが用意された。それぞれの団体が独自の打演を披露し、華やかにステージを飾り、和太鼓の音が観客の体にも響き、大きな拍手が沸き起こっていた。
 賛助出演の大太鼓松村塾生は、塾生11名が出演し、室蘭市が所有する大太鼓「神(カムイ)」を使用し、松村代表作曲の演奏時間が14分もあるエネルギッシュな打演を披露。会場は熱気に包まれた。

 また、小樽太鼓衆「鼓響」は、子どもから大人まで21名で構成し、2曲の新曲を含め6曲を披露した。代表の中山純一さんは、「この日のために、練習に力を入れてきた。大勢の観客が会場を埋め尽くし、出演者側としてもとてもやりがいのあるイベント。ぜひ、楽しんでもらいたい」と話した。
 余市在住の30代女性は、「前々回から、知人が出演してるので見に来ている。今回は、室蘭の松村組の打演も楽しみに来た。お祭りなどの太鼓の演奏も好きだが、外での演奏とは違い、ステージ上では、ライトアップなどの演出も楽しみのひとつ」と満足した様子だった。
 小樽市民会館自主事業 OTARU DANCE@MOB Vol 2
 4月26日(日)開場12:30/開演1330・全席自由 前売1,000円・当日1,500円
 小樽市民会館・小樽市民センター・小樽市公会堂