ミンダナオ島へ運動靴寄贈 双葉と水産高校


mindanaoshoes1.jpg 双葉高校奉仕活動部と水産高校ボランティア同好会は、国際交流・支援ボランティアNPO法人「OTARUワールドフレンズ」(高嶋幸枝氏)を通じて、フィリピンのミンダナオ島へ運動靴や文房具を寄贈した。
 その引渡し式を、3月20日(金)16:00から、双葉高校(住之江1)会議室で開き、双葉高校奉仕活動11名と水産高校ボンティア同好会2名、教員、ワールドフレンズ5名が出席。
 受け渡し団体のOTARUワールドフレンズへ、両校が集めた運動靴70足とTシャツやタオルなどの日用品や文房具を手渡した。
mindanaoshoes2.jpg 高嶋代表は、「この活動を通じて、高校生の意識を高め、実際に関わらなければ分からないことも多い。その思いを次の世代へ伝えたい。今後も活動を続け、ミンダナオの子ども達のような子どもが沢山いることを、経験や体験を通じて理解してもらいたい」と話した。
 今回の寄贈品は、双葉高校では、各教室に協力を募るポスターを掲示するなど協力を呼びかけた。運動靴をはじめ、文房具や交流のある幼稚園や保育園などからバスタオルや日用品が寄贈された。保護者からの協力もあり新品の長靴3足も集まった。水産高校では、卒業生の運動靴を寄贈した。
mindanaoshoes3.jpg ワールドフレンズ担当者から梱包方法の細かい説明があった。専用のダンボールを使用し、宛名をローマ字で記入。靴は12cmの小さな子ども用から22cm〜27cmの運動靴があり、サイズを分けて、左右を合わせ靴ひもで束ねた。船便のため濡れないように、ダンボールにビニール袋を敷いて、その中に運動靴を隙間なく詰め梱包した。
 双葉高校奉仕活動部(片山智和顧問)は、2008(平成20)年から同団体へ協力し、2012(平成24)年までは、年間約90回以上の活動実績が認められ、2013 (平成25)年に奉仕活動部となり、現在、1年生から2年生までの53名が在籍している。今年度は、約50回もの様々な奉仕活動を行っている。昨年は、市内のさとう靴店から596足の運動靴の寄贈があるなど、同校の活動が定着してきている。
mindanaoshoes4.jpg 宛名書きを手伝う同校奉仕活動部部長・奈良海波さん(2年)は、「昨年初めて協力し、ミンダナオから受け取った子ども達の笑顔の写真をもらい、とても嬉しく感じやりがいがある。今回も寄贈ができて嬉しい」と話した。
 水産高校ボランティア同好会は、この度初めて事業に参加した。村上武教諭が顧問を務め、学生8名が所属し、ペットボトルのキャップを集めたり、地域のゴミ拾いなど奉仕活動を行う。この度、片山先生から同ボランティアの話があり、卒業生の運動靴を持参。今後も協力する意向を示した。
 学生達の協力により梱包作業が進められ、ダンボール3箱に収まった。ひと箱7,000円ほどの送料で、フィリピン・ミンダナオ子ども図書館宛に発送。約2ヶ月ほどで到着する予定。
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