4月26日(日)投開票の小樽市長選では、前回、立候補した佐藤静雄・元衆議院議員の獲得票14,000の行方に注目が集まっている。市長選の今後を占う意味からも、政界を引退し、ニセコでトウモロコシ作りに励む佐藤氏に、市長選の動向について語ってもらった。
この中で、佐藤氏は、「中松に不満、森井に不安」なのが市民の率直な声だとし、両陣営が、この市民の不満・不安を どう解消するかが問われており、その結果が勝敗を分けると話した。
「4区での私のこれまでの選挙は、自分が培った後援会を中心に行ってきており、これに自民党が加わるといった構図だった。落選しても4区で10万前後とっている。自分には、強力な後援会組織があった。小樽市では、佐藤静雄の信者票とも言える票が、今でも2万位ある。
今回の市長選では、現職の中松市長に森井氏が挑む構図だが、自分の信者票には、全く声を掛けていない。最後の最後には、声を掛けなければいけないと思っている。中松か森井かと言う今の状態で、両者に一長一短がある上、これだけはやるという具体的な政策が市民に聞こえてこない。
中松は、取りまきの言いなりで、あまりパッとせず、市民の声も聞かず、一部の取りまきたちとカジノ誘致に走るなど市民には不満がある。
森井には、政治センスのなさや、人とのつながりも広くないので、立往生してしまうのではないかと言う不安がある。これが大問題だ。森井陣営の荒木幹事長は、選挙の才能はすごいが、自民党の人間とはうまくいかない。市民の心配は、もし当選したら、森井が本当に市政ができるのかと言う不安が常にある。
今回の小樽市長選は、『中松に不満、森井に不安 』の声が市民の間で交錯している。両陣営がこの不満と不安をそれぞれどう解消していくかが問われている。
選挙情勢は、知事選の動向に大きく左右されるのではないか。高橋はるみVS佐藤のりゆきの結果が、続いて行われる市長選にも影響すると見ている。高橋がすんなり勝つか、佐藤が五分五分の戦い以上を繰り広げれば、小樽にも波及するとみている。
自分は、現在、中松VS森井のどちらとも決めていないが、知事選の結果を踏まえ、最終的に結論を出したい。」
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