《市長選》佐藤票の行方が焦点! 中松・森井陣営が争奪戦


 いよいよ統一地方選の幕が、3月26日(木)に告示される北海道知事選挙から始まる。続いて、道議会議員選挙が、4月3日(金)に告示される。知事・道議選の投開票日は4月12日(日)。投票時間は、午前7:00から午後8:00まで。
 知事・道議選が終わると、市民の生活に深い関わりをもつ、市長選と市議選が、4月19日(日)に告示され、4月26日(日)に投開票される。これから4月26日までは、小樽も選挙・選挙の日々を迎えることになる。
 中でも、小樽市長選の行方に市民の関心が集まることになるが、これまで出馬表明したのは、現職の中松義治市長と新人で3度目の挑戦を表明した森井秀明氏の一騎打ちの構図となっている。
 前回(2011年)の市長選では、中松氏・森井氏に元衆議院議員の佐藤静雄氏の3氏が名乗りを上げ、激しい戦いを繰り広げた。結果は中松 27,982、森井 24,864、佐藤 14,569の順となり、最下位に沈んだ佐藤氏は、政界引退を余儀なくされた。
 今回の市長選は、残されたこの佐藤票を、自陣営に取り込めるかの戦いとなっている。まさに、佐藤票の行方が勝敗を分けるカギとなっている。森井票が中松票に3,000票差に迫った結果でも、今後、佐藤票を半分ずつ分け合ったとしても、結果は、35,000vs32,000となり、3,000票差がそのまま温存されてしまう。
 佐藤票の大半は、自民党の基盤の上に成り立っていたこともあり、この保守票がどっちに多く傾くかで、勝敗の帰すうが決することになろう。共産党は、カジノ反対を表明した森井”支持”を明らかにし、独自候補を立てていない。
 これは、道知事選の構図とも重なっており、知事選の結果次第が、小樽市長選にも大きな影響を及ぼすことは必至の情勢となっている。
 前回の市長選結果