建築設備・工事などの建築関係全般を業務とする西條産業株式会社(有幌町2・西條文雪代表取締役)は、2月14日(土)、福祉除雪ボランティアに協力。関連会社の西菱工業社員など20〜60代の35名が参加した。
福祉除雪ボランティアは、小樽市社会福祉協議会が、高齢者等の除排雪が困難な世帯を対象に、玄関先から公道までの生活路(幅1m程度)の確保と、積雪・落雪による排気筒や窓ガラス破損の恐れのある場所の除雪作業を行い、日常生活の安全を確保することを目的に実施。現在もボランティアを募っている。
同社では、経営理念にもある社会的共生と地域貢献の観点から、5年前から同ボランティアに協力している。
今回は、依頼のあったひとり住まいの高齢者宅など市内9ヶ所を5班に分かれて実施した。各班の班長は、8:00に会社に集合し、事前に除雪する家の雪の状態を写真で確認、スムーズに安全に除雪できるよう打ち合わせを行った。8:30までに集合した他の職員とともに、各班担当の現場へ向かい、除雪を実施した。
雪の状態により早く終わった班は、連絡を取り合い、雪の多い場所へ応援に向かった。
稲穂5丁目にある住宅は、屋根と地面に積もった雪が繋がり雪に埋まった状態。職員7名が、スコップやスノーダンプで、雪を懸命に取り除き、汗を流した。
この日は、昨夜未明からの降雪で、市内の積雪は140cmと、今シーズン最高を記録する大雪となった。
スタッフのひとりは「この降り積もった雪を見ると、ボランティアしてあげたい気持ちになる。お年寄りの方がとても喜んでくれている」と笑顔で話した。
同社・飯岡浩司氏は、「今年は雪も多く、住民からはとても喜ばれている。関連会社からの協力もあり、年中行事となっている。気心の知れた職場仲間が参加し、チームワークができている。今後とも継続していく予定」と話した。
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