「小樽明るい革新市政をつくる会」(佐藤勤代表)は、2月13日(金)11:00から、小樽市役所(花園2)記者室で、4月26日投開票の小樽市長選に関する緊急記者会見を開き、森井秀明氏(42)を支援し、独自候補を擁立しないことや、同会の基本姿勢について報告した。
会見には、佐藤代表と、同会加盟団体の小樽民主商工会・佐野正一会長、革新懇話会・山中茂事務局長が出席した。
その中で、小樽市長選に3度目の立候補を予定している森井秀明氏と、同会との2度の懇談を行い、市民の関心が高いカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致反対を公約に掲げることを言明し、お互いに合意を受けて、12日、政策パンフレットを完成させ、明るい会として、独自候補を擁立せず、森井氏へ勝手連的(勝手に集まり応援する集団)に支援することを決めた。
また、同会の基本姿勢について発表し、カジノ問題をはじめとする「8つの基本政策」の実現を目指すとした。
現在の「明るい会」には、日本共産党小樽地区委員会・小樽地区労働組合総連合(樽労連)・新日本婦人の会小樽支部・革新懇話会・小樽民主商工会・年金組合・勤医協労働組合など11の団体と個人が加盟している。
共産党や高校生がカジノ誘致についてアンケート調査をした結果、市民は82%が、高校生も70%が反対している。森井氏は、これまで、カジノ誘致について賛否を明言していなかったが、選挙戦を前に「カジノは法案ができたとしても反対を表明する」と、方針転換を図ったことで、同会も支援するとした。合意文章はないが、チラシに公約として掲載。
カジノ誘致推進派の現職・中松義治氏(68)については、「選挙のために争点をそらしているのは戦略で、本来は違う。中松市長は、カジノ誘致に積極的な姿勢だ」と違いを強調した。