3月3日の雛まつりに合わせ、市立小樽美術館(色内1・佐藤敬爾館長)は、美術館ワークショップ「木のおひなさま作り」を、2月28日(土)13:30から、同館1階ミーティングルームで開いた。
子どもから大人まで15名が参加し、合板を使ったお雛さまづくりを楽しんだ。
同館には、木を用いたワークショップの企画展「木のおもちゃ展」もあり、今年度は3度目の開催。ものづくりの楽しさを感じてもらおうと、旭司益副館長が講師となり、ボランティアスタッフの協力を得て行なわれた。
今回のおひなさまは、電動糸ノコを使って、厚さ18mmの合板を見本の形やオリジナルのお雛さまに型どって作る。お雛さま以外のものを作ることもでき、参加者は、アイディアを膨らませて作業に取り掛かった。
見本となるお雛さまは、3つのパーツや5つのパーツで作ったものが紹介され、会場準備された6台の電動糸ノコがフル回転。
参加者は、真剣な表情で、様々な形を練習用の板で型どり、電動糸ノコの感覚を掴んでいった。本番の板に下絵を貼り、線に合わせて、電動糸ノコを切り進めていく。手元に集中しながら板を動かし、お雛さまとお内裏さまを切り抜いた。
その後、でこぼこした切り口をやすりで削り、サンドペーパーでなめらかな表面に仕上げて出来上がり。着色は、自宅に持ち帰り行う。
小学4年生の永富ことみさんは、「丸いところは曲げながら切り、難しかった。自分で作ったお雛様を、家の玄関に飾りたい」と話した。
旭副館長は「ものづくりの楽しさを感じ、オリジナル作品を作ってもらいたい。それぞれに工夫していた」と話した。
次回、美術館ワークショップは、3月28日(土)10:00から「3D万華鏡」を予定している。
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