北後志地区の6つの市町村(小樽市・積丹町・古平町・仁木町・余市町・赤井川村)と、災害派遣担当地域とする陸上自衛隊第11旅団第11特科隊(真駒内駐屯地)との間で、大規模災害時等の連携に関する協定を締結した。
その締結式が、1月23日(金)11:30から、小樽市役所(花園2)2階市長応接室で開かれ、北後志地区の6つの市町村長と陸上自衛隊第11旅団第11特科隊隊長が出席した。
概要を説明後、協定の締結を証するため、市町村長6名と隊長は、7通の協定書にそれぞれ署名捺印し、各自その1通を保有した。
協定の概要は、北後志地区(小樽市・積丹町・古平町・仁木町・余市町・赤井川村)の6つの市町村において、地震・津波・風水害などの大規模災害等が発生し、または発生する恐れがある場合には、北後志地区を災害派遣担当地域とする陸上自衛隊第11旅団第11特科隊と、情報を共有し連携を強化、災害派遣要請時における救護活動が迅速かつ容易となること。
中松小樽市長は、「同自衛隊には、これまでに雪害や行方不明者などの捜索に部隊を派遣し、感謝している。防災対策については、各市町村で重点施策として取り組んでいる。本市におても、避難訓練や避難所の備蓄品の強化など様々な取り組みを行っている。
東日本大震災や広島県の土砂災害を見ると、大規模な災害により甚大な被害が発生した場合には、人命救助をはじめとする自衛隊の皆さんの救援救助活動は、大きな力となる。この協定の締結を契機に、自衛隊と各市町村の連携がさらに強化され、大規模災害発生時には、災害派遣による第11特科隊の皆さんの迅速円滑な救援活動が行われることにより、地域住民の安心安全が図られると期待する」と述べた。
引き続き、同隊関口景隊長は、「協定により災害発生時における陸上自衛隊との連携がさらに深まるものと考える。地域の皆さんの安心安全な暮らしを守るために、即応の体制を常に維持し、任務の際には、必ずやり遂げたい」と話した。
◎陸上自衛隊第11旅団HP