小樽市議会第4回定例会は、12月3日(水)から25日(木)まで23日間の会期で開催し、最終日の25日(木)13:00から本会議を再開し、上程議案41件のうち、9日(火)に先議した2件を含め22件を可決して閉会した。
第4回定例会では、平成26年度一般会計補正予算をはじめとする補正予算議案が8件(先議予定議案を含む)、小樽市国民健康保険条例の一部を改正する条例案などの条例案6件、公の施設の指定管理者の指定についてなどその他の議案6件、承認を求める専決処分報告1件、その他の報告1件。小樽市公平委員会委員の任命や人権擁護委員候補者の推薦の人事案件について審議が行われた。
平成26年度小樽市一般会計補正予算(先議分も含めて)や平成26年度小樽市港湾整備事業特別会計補正予算、小樽市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例及び小樽市こども発達支援センター条例の一部を改正する条例案など22件を可決。非核港湾条例案1件を否決し、専決処分報告1件を承認した。
追加上程された小樽市公平委員会委員の選任については、藤島豊氏の任期が12月31日をもって満了となり、後任として山岸康治氏を選任。人権擁護委員候補者の推薦については、北潟谷仁氏、高橋房子氏、加藤考憲氏が平成27年3月31日で満了のため、引き続き高橋房子氏と加藤孝憲氏と、新たに西尾弘美氏を委員の候補者として推薦する2件について同意した。
また、平成25年度決算(案)15件を認定した。
議案25号の小樽市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例案は、情報公開制度を経由する手続きが必要だったところ、議長に対する請求の手続きのみで閲覧可能とするもので、可決した。
国や道などに要望する意見書案については、「『情報・コミュニケーション法(仮称)』早期制度を求める意見書」、「地域の中小企業振興策を求める意見書」など6件を可決し、「必要な介護サービスを受けられるよう求める意見書」、「泊原発は再稼働せず、廃止・廃炉入りを求める意見書」など4件を否決した。
「議員の辞職」について、12月22日、一新小樽・成田祐樹議員から「26日をもって辞職したい」との願いが提出され、辞職することを許可した。同市議の辞職は、札幌市議選に立候補するためのもので、札幌市に引き続き3か月の居住が義務付けられていることから、この時期での辞職となった。
この辞職に伴い、市立病院調査特別委員が欠員となり、その補充員に一新小樽・安斎哲也議員を議長が指名し選任した。