12月4日(木)午前7:28、小樽の老舗温泉旅館「宏楽園」の露天風呂のボイラー室付近から煙が上がっているとの119番通報があり、小樽市消防本部では、消防車など20台を出動させ、消火に当たったが、木造建物の火の手は早く、本館などを全焼した。
宿泊客約50人ら従業員なども無事避難し、ケガ人などはなかった。火事は5時間近くたってもまだ鎮火に至っておらず、雪降る中、懸命な消火活動が続いている。
「宏楽園」(新光5)は、朝里川温泉郷の入口に位置し、同温泉で最も古い老舗温泉旅館で、2011年には大規模リニューアルがされた。本館と別館からなり、客室は38室、うち19室は露天風呂付で、日帰り入浴や宴会などで、小樽市民にもなじみの旅館。8千坪の庭園は樹齢百年を越える樹木に囲まれ、5月上旬には200本の桜が咲き乱れる小樽の桜名所としても知られている。
貴重な温泉旅館の突然の消失に、小樽市民からは「ただ残念だの一言」との声が上がっている。
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◎宏楽園HP