小樽天狗山スキー場(最上2・岡田浩司取締役社長)は、オープン予定日だった12月6日(土)を、雪不足のため1日延期し、7日(日)に営業を開始した。朝9:00のオープンから、待ち焦がれたスキーヤーやスノーボーダーが訪れ、滑走を楽しんだ。
2日(火)に、降雪と安全を祈願する安全祈願祭が行われ、その後、雪は降り続いていたが、滑走コースとしては不十分な積雪。安全確保のため営業開始を延期し、スキーヤーやスノーボーダーは、降雪を願いオープンを心待ちにしていた。
7日のオープンでは、山頂で約50cmの積雪、気温-5℃、雪質はパウダースノーでまずまずのコンディション。充分な積雪がないため、山頂ファミリーリフト(1人乗り)だけの運行となり、山頂ファミリーコースのみ滑走可能となった。
営業時間は、9:00〜15:30(最終乗車15:15)で、ナイター営業は行われていない。山麓までは雪不足のため、滑走できず、ロープウエイを利用する。今後の降雪の様子をみながら、随時、滑走可能となる。
中央バス観光商事が運営する同スキー場は、北海道におけるスキーの発祥地で、1923(大正12)年に第1回全日本スキー選手権が開催され、スキー国体も開催されている。1952年(昭和27)年に、北海道で初めてリフトが設置され、市内の子ども達がスキー学習で利用している。
天狗の壁と呼ばれる急斜面もあり、多くのオリンピック選手を輩出。初心者から上級者まで、現在6つのコースがあり、小樽港や市街地を眼下に、スキーやスノーボードで滑走を楽しむことができる。山麓ちびっこ広場では、レンタルのソリを用意し、ネットで囲いされ、安全に雪遊びができる。
木戸まといさん(小6)と啓達君(小3)の姉弟は、朝からスキーを楽しみ、「昨日から、スキー場のオープンを楽しみにしていた。楽しく滑れた。滑りを忘れていた部分もあったが、これからも、天狗山スキー場で滑る予定」と話した。
スノーボードで滑走を楽しむ3人組は、「今日を楽しみにしていた。気持ち良く滑ることができた。休憩を挟んでまた滑るつもり」と話した。
小樽観光協会主催の「小樽ゆき物語」の関連事業として、天狗山スキー場・スノークルーズオーンズ、朝里川温泉スキー場の3ヶ所のスキー場で共通利用できるリフト券「OTAるんるんスキーチケット」を販売中。
3つのスキー場が滑り放題(リフト・ロープウエイ乗り放題)では、大人18,000円(税込)・限定50名で、1月18日まで使用可能。また、3つのスキー場の1日券と食事券がセットになった3枚綴りで、大人9,000円・小学生6,000円 (税込)。販売枚数大人100枚と小学生100枚限定で、各スキー場の窓口で販売中。
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◎小樽ゆき物語〜OTAるんるんスキーチケット
◎天狗山山頂 雪のスクリーン ~夜景と映像のコラボ~