子ども達が伝統文化を披露する「第8回伝統文化こどもフェスティバル」が、11月14日(土)13:00から16:00まで、小樽市民センター(色内2)マリンホールで開かれた。
小樽市民センターと伝統文化こども教室小樽実行委員会(小樽三曲協会・明正雅紫盈委員長)が主催した。
伝統文化親子体験教室を開講する、いけばな小原流小樽支部・小樽三曲協会・茶道裏千家淡交会小樽支部・日本詩吟学院小樽しりべし岳風会・藤間流扇玉会の5つの教室の合同発表会で、生徒約100名が日頃の練習の成果を披露した。
ロビーでは、生け花を展示し、お茶席体験コーナーを設置した。ホールでは、9つのプログラムに分かれ、筝や詩吟、日本舞踊を披露し、日頃の練習の成果を発揮し、可愛らしい姿に観客を魅了した。
茶道裏千家淡交会小樽支部では、15名がステージでお手前を披露。ひとりひとりが基本を忠実に行っていた。お茶の作法をビデオで紹介したり、舞台発表中にも、その都度解説があり、観客は、耳を傾けながら鑑賞した。
藤間流扇玉会では、「荒城の月」や「八千代獅子」などを披露。指先や目線などにも気を配りながら真剣に踊る姿に、観客は拍手を贈った。24名全員で、「さくらさくら」を踊り、ステージは華やいだ。
最後のプログラムは、「おたる潮音頭」。会場全員が、藤間扇玉氏の手ほどきを受けた。教室へ通う生徒全員とその父兄、指導者全員がステージに上がり、練習後、曲に合わせて、ステージ上では右回りに踊り、来場者も観客席で一緒に手を動かし、踊りの輪が広がった。藤間氏は、「日本の心、伝統文化をしっかりと守り、次の世代へ伝えて行くべく精進してまいります」と挨拶した。
専門学校生女子3名は、「友達が筝を演奏するので聞きに来た。普段、日本の伝統文化に関わることがなく、友達はすごいと思う。演奏している姿を見て感動した。今流行りの曲を演奏し、親しみやすい曲だった」と話した。
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