過去に2度、小樽市長選に挑み敗退した森井秀明氏(42)が、11月28日(金)11:00から、国道5号線に面する旧ごとう靴店舗跡(花園4-4-4)のもりい秀明後援会事務所で、「小樽市長選挙立候補表明記者会見」を開き、来年4月26日投開票の次期市長選に、3度目の立候補をすることを正式に表明した。
もりい秀明後援会事務局は、前日の27日正午頃に市政記者クラブに要請し、会見は28日11:00からという慌ただしさ。その同時刻には、小樽市役所で、中松義治市長の定例記者会見が開かれていた。
森井氏は、3度目の立起に至った経緯を述べ、「前の市長選挙で汚点を残された方が、また立候補したことに大変憤りを感じており、市民も同じだと思う」と、中松市長を弾劾し、「ギャンブル、ギャンブルと騒いでいるようだが、28年間相乗りのオール与党の議会では、小樽の再生は絶対に出来ません。人口減少に歯止めをかけることが重要で、皆さんが住んで良かったと誇れる街をめざす」、「議会を活性化し、地域再生化のために、若い私に世代交代をさせてください」と訴えた。
立候補表明 |
質疑応答1 |
質疑応答3 |
森井氏の立起の弁には、中松市長が進めるカジノ誘致に対する言及が全くなされなかったため、質疑では、森井氏のカジノ誘致に対する姿勢に再三の質問が飛んだ。しかし、森井氏は、国会で関連法案が成立していないことなどを上げ、結局、賛成・反対のどちらの姿勢なのかを明言することはなかった。
次期市長選での一大争点化すると思われたカジノ誘致に、森井氏が賛否を濁したことで、現職との争点の行方が不透明となった。
森井陣営では、具体的な政策や公約は、12月中に、再度、記者会見を開き公表するとした。