小樽市は、12月3日(水)から開会する小樽市議会第4回定例会に提出予定の議案等を、11月26日(水)16:00から、迫俊哉総務部長・小山秀昭財政部長・三浦波人福祉部長らが出席し、概要を説明した。
小樽市議会第4回定例会に提出予定議案は、平成26年度一般会計補正予算をはじめとする補正予算議案が8件(先議予定議案を含む)、小樽市国民健康保健条例の一部を改正する条例案などの条例案6件、公の施設の指定管理者の指定についてなどその他の議案6件、承認を求める専決処分報告1件、その他の報告1件。
人事案件の小樽市公平委員会委員の任命についてや人権擁護委員候補者の推薦についての追加予定議案は、最終本会議に提案を予定している。
予算議案について小山財政部長が概要を説明した。
先議分として損害賠償額の決定について、平成22年12月堺町メルヘン交差点に設置したイルミネーションの電源コードを覆っていたマットがずれ、電源コードがむき出しとなり、足を引っ掛け転倒し、右肩の上腕関節を骨折し、手術しリハビリを行なっていた。この損害賠償556万4,558円を年内に支払うもの。
通常分としては、一般会計補正額は119,273,000円で、特別会計補正額は、港湾・介護保健・産業廃棄物・後期高齢の4会計で18,190,000円。企業会計では、病院の720,000円、合計では、138,183,000円の補正額となる。
主なものとして、
後期高齢者医療費では、平成25年度北海道後期高齢者医療広域連合負担金額確定等に伴う精算で、当初2,006,883,000円から61,485,000円減額し、1,945,398,000円とした。
保育市等処遇改善事業費として、私立保育所へ資金の交付を行う。25,000,000円(国から3/4・道から1/8の補助)。銭函保育所・子育て支援センターの平成27年4月併用開始へ向け、備品等を整備5,500,000円(寄附金200,000円)。
夜間急病センター管理代行業務費を、当初121,000,000円を29,000,000円補正し、150,000,000円とした。
臨時市道整備事業費は、例年と同規模の100,000,000円を計上。
電気・灯油・重油の単価値上げに伴い、除雪費(ロードヒーティングの電気料金)48,000,000円などを補正により、不足する財源50,000,000円は、財政調整基金繰入金で処置をする。
条例案その他の議案について迫総務部長が説明した。
国民健康保健条例の一部を改正する条例案では、出産育児一時金の額を引き上げるもので、これまで、出産一時金本体の39万円に産科医療保証制度があり、医師の過失有無に関わらず、分娩に関連し、子どもが重度脳性麻痺になった場合の保険金の掛金3万円が支払われ、42万円を出産一時金としていたが、保険金の額16,000円を引いた404,000円を支給する。施行期日平成27年1月1日。
小樽市立学校設置条例の一部を改正する条例案では、北手宮・手宮西・手宮・色内小学校の統合校の校名を「小樽市立手宮中央小学校」と定める。施行期日平成28年4月1日
12月14日開催の衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査費に係る補正予算、47,000,000円を平成26年11月21日に専決処分した。
新規制定の小樽市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例案の概要を、三浦福祉部長から説明。
児童福祉法の一部改正に伴い、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準について、市町村が条例で基準を定めることとされた。国の政省令で定める、従うべき基準と参酌すべき基準に従い定めた。
従うべき基準対象の主な事項では、放課後児童支援員の資格とその数、参酌すべき基準では、設備基準等がある。これらに加えて小樽市独自基準として暴力団排除条例項を規定している。平成27年4月1日施行予定。
◎平成26年小樽市議会第4回定例会予定議案