カワイイ北海道ツーリズム推進協議会では、ロリィタなどのファンションスタイル愛好家が集う「小樽・函館モニターツアー」を2泊3日の日程で開催。10月25日(土)、函館から夕方小樽に到着。天狗山ロープウエイを利用して山頂に到着。夜景をバックに「展望レストランてんぐ」で、19:00から晩餐会を楽しんだ。東京発着4名と札幌発着11名の計15名が参加した。
同協議会では、世界共通語の「kawaii」が日本各地や海外でも注目される中、象徴的な存在となるリボンやフリルをあしらった可愛らしいドレスを着飾るロリィタファンションをターゲットに、小樽のノスタルジックな町並みと同ファッションが似合うことから、小樽の魅力を発信し観光を推進しようと企画した。昨年6月に第1回目を開催し、全国各地から80名のロリィタ愛好家が集まり話題を集めた。
その後、同年10月に、国土交通省観光庁の「ロリィタファンションを核にしたロリカワ観光ツーリズム事業」が採択され、ロリカワモニターツアーを開催。
今年6月には、「小樽kawaiiティーバーティ2014」を開き、撮影会や特製スイーツパーティ、ファッションショーなどの内容で、全国各地のロリィタ愛好家90名が集結し賑わった。
一行は、札幌を24日(金)に出発し、函館を散策、五島軒で晩餐会を楽しみ、2日目の25日(土)小樽へ移動。ミッシュラングリーンガイド1つ星の天狗山の夜景を堪能しながら、晩餐会が開かれた。
晩餐会は、天狗山山頂レストランてんぐで開かれ、北ロリ(札幌発ロリィタファッションブランド)が、ハロウィンを意識したディスプレイで、北海道のデザイナーによるカワイイ小物やアクセサリーを販売。創作服工房「つむぎ乃」(小樽・北上智子代表)がオリジナルドレスを展示した。
晩餐会メニューは、生野菜と甘エビのディップやローストビーフ・ペスカトーレビアンコ(パスタ)など7品目が用意され、今回もデザートは、ル・キャトリエムの漆谷壽昭代表が、同パーティのために腕をふるった特製スイーツが提供された。デザートの皿の下には、当りのシールを貼り付け、幸運の1名にプレゼントが贈られた。
今回ガイド役を務めた札幌在住のかのんさんの司会で、自慢のドレスを披露するファンション発表会が晩餐会会場で行われ、参加者は夜景をバックに、今日のゴーディネイトのポイントやファッションテーマについて語り、ドレス姿でポーズを決め、拍手に包まれた。
中国人の金さん(26)と陽さん(25)は、3年前から神戸に留学中。陽さんは、初めてイベントに参加し、「みんな素敵で、すべてが新鮮。天狗山の夜景は神戸と同じくらい綺麗。小さい頃からフリルが好きで、可愛らしいデザインのロリィタファッションに女の子が惹かれると思う」と話した。
中国衛星テレビ記者の呉佳文さんは、前回レポーターとして参加し小樽を紹介した。今回3度目の参加で「天狗山は初め来た。今回はプライベートで参加し、小樽の町並みに合うファッションだと思う」と話した。
同推進協議会石田哲也事務局長(株式会社メガ・コミュニケーションズ)は、「今回は、特別なことをしようと企画し、北海道3大夜景のひとつ、小樽天狗山の夜景を楽しみながら晩餐会を開催した。ハイカラな風情のある町、函館と小樽を体験し、皆さん楽しんでいただけたと思う」と話した。
最終日の26日(日)は、浅草橋周辺など自由行動。14:30頃に小樽を後にする。
◎カワイイ北海道ツーリズム推進協議会
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