高文連演劇発表会 最優秀賞に小樽商業・桜陽・潮陵


highschooltheater1.jpg 第64回後志支部高等学校演劇発表会が、10月7日(火)から9日(木)まで、小樽市民会館(花園5 )を会場に行われ、後志地区8校の演劇部がしのぎを削った。
 最終日の9日(木)、同会館2階の会議室には、審査員の宮田圭子氏(札幌座所属)・加藤識泰氏(滝川西高校)・後藤牧氏(平取高校)や、出場校の演劇部員や顧問が出席。大会結果が発表され、審査員による講評・表彰式と続いた。
 全道出場切符となる最優秀校には、小樽商業高校・小樽桜陽高校・小樽潮陵高校が選ばれた。優秀校には、倶知安高校・余市紅志高校、優良校には、小樽明峰高校・岩内高校・小樽水産高校、審査員特別賞には余市紅志高校が選ばれた。
highschooltheater2.jpg 結果が発表されると、歓声が沸き起こり、最優秀校に選ばれなかった部員らは、がっかりした表情を浮かべていた。
 今年度は、全道大会が小樽で開催されることとなり、最優秀校を通常の1校から3校へ枠が広がり、全道切符を獲得するために、各校の演劇部員は、より一層、演技に拍車がかかり、熱い大会となった。
 出場順に8校すべてに審査員から講評が述べられ、今後、改善すべき点などが告げられた。予定時間を遅れて、表彰式が行われ、当番校の小樽商業高校教頭の古市俊章大会副委員長から、賞状と盾が贈られた。
highschooltheater3.jpg 古市副委員長は、「8校ともすべての力に値する演技だと思う。指導した人も演技した人も感謝の気持ちを持ち、最優秀校に選ばれた3校は、全道の責任を胸に出場してもらいたい」と激励した。
 その後、3校の代表は、全道への決意表明をぞれぞれに述べ、その後、大会歌「手のひらを太陽に」を全員で歌い、後志支部8校の熱い戦いは幕を閉じた。
 当番校を務めた小樽商業高校は、現在、1年から3年までの8名の部員。念願の全道へ出場を決めた。
 鶴見顧問は、「前年度の春休み直前に脚本を考え、4月に完成させ、練習に取り組んできた。7月の学校祭で披露し、意見を聞き、書き換えた部分もあった。本番に強く、一番の出来だった。生徒の頑張りが出場の決め手となり、みんな喜んでいる」と話した。
 同部員は、「みんなで協力しみんなの気持ちが伝わった。4月から役に感情移入し、部長と一緒に全道へ行けて嬉しい」と喜びを語った。
 なお、第64回全道高等学校演劇発表会は、11月14日(金)から17日(月)、小樽市民会館で開かれる。
 関連記事 関連記事