乳がんの早期発見・早期診断・早期治療を訴える「ピンクリボン・ファミリー実行委員会」(辻井智珠委員長)では、10月5日(日)13:00から、ウイングベイ小樽(築港11)1階ネイチャーチャンバーで、「守りたいな、あなたの大切な体」をテーマに、ピンクリボン月間イベント「元気が一番!」を開催した。
会場では、同実行委員会メンバー5名が中心となり、ステージでは13:00から、運がっぱクイズを開始。乳がんケアの為のヨガの紹介やフラダンスを披露。引き続き、自己検診の仕方を解説したり、北海道コカ・コーラボトリング株式会社と保健所の合同クイズ大会、せりかれんさんのアイドルステージが開かれ、小樽のゆるきゃら運がっぱも登場し、子どもから大人まで楽しんでいた。
同委員会は、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の啓蒙活動を促進し、小樽・後志管内の乳がん検診率を高め、医療関係者や患者・家族・一般市民との交流の場を設けることを目的に開催。2009(平成21)年から始まり、今年で5年目・6回目の開催となる。
健康でいれば楽しく過ごすことができると、ピンクリボン(乳がんの正しい知識や早期検診を推進する活動)を通じ、改めて健康について考え、生活習慣病予防や早期発見の大切さをクイズ形式で学び、視触診モデルでしこりを説明したり、市内病院の乳腺外来や子宮がん検診ができる病院の紹介、血圧や体脂肪を測定できるブースを設けた。
今年1月に、乳がん患者向けヨガ指導者養成講座を受講したメンバー7名で作る「minamina」は、今年初参加し、乳がんケアのためのヨガを指導した。札幌を中心に活動中だが、小樽稲穂1のステーションビル2Fに、「OTARU YOGASTUDIO yuju(ユジュ)」を開設。シニアや子育て中のママ・妊婦に合わせ、それぞれメニューを揃えている。
また、市立小樽病院・地域医療連携室・がん相談支援センター内の「ポプラの会」を紹介。不安や悩みを持つ患者同士が情報を交換したり、お互いに励まし合い支え合う、患者と家族が自由に集う会。市立小樽病院3階大会議室で、毎月第4水曜日13:30〜15:00・問合せ0134-25-1211。
辻井実行委員長は、「自分で乳がんを見つけた確率は6割に上る。そのためにも、自己検診の方法などの情報を伝え、早期発見のため検診に行くように伝えたい。この思いひとつで活動を続けている」と話した。
◎関連記事