平成26年「北海道新技術・新製品開発賞」の食品部門で、今年2月、田中酒造株式会社(色内2・田中一良代表取締役)が新発売した小樽美人シリーズの「アロニア酒」が、最高賞の「大賞」を受賞した。
その報告会が、10月21日(火)11:00から、小樽市役所(花園2)本館市長室で開かれた。
北海道では、技術開発を促進し、新産業の創出や既存産業の高度化を図るため、平成10年度から道内の中小企業が開発した優れた新技術・新製品を「ものづくり部門」と「食品部門」に分けて表彰している。
部門ごとに、独創性や技術水準、市場性等を審査し、もっとも優れたものに大賞(1点)を、優れたものに優秀賞(2点)を表彰。これまでに100件を表彰している。
このほど、食品部門でもっとも優れたもの大賞に小樽美人「アロニア酒」が選ばれ、10月9日(木)、北海道庁本庁舎3階知事会議室で行われた表彰式で、賞状及び楯が贈呈された。
報告会で、中松市長は、「大賞受賞おめでとうございます。今後、生産量が増え製品の量が増えると良い。甘すぎず、くせになる味で大変美味しい」と栄誉を称えた。
田中社長は、「大阪や東京でアンケート調査をしたところ、アロニアに対して多くの興味を示した。10年前にも試作したが、今、時代が求めている、健康にも良い余市産のアロニアを製品にした。現状では、後志だけのアロニアでは、安定供給できていない。小樽の食品加工業が広がれば経済効果を生むことができる。今後、小樽美人シリーズ5本セットで、全国的な審査の応募を予定している」と話した。
同商品は、小樽商工会議所が取り組む「小樽美人ブロジェクト」の関連商品で、アロニアの他、プルーン・もも・梅・ブルーベリーの5種類がある。梅酒は、北海道加工食品コンクール北海道知事賞を受賞するなど、同シリーズは、後志産の果実を使用し、美容・美肌に良い成分を含み、女性をターゲットとし、外国人観光客にも人気の商品。アロニア酒は、今年2月に500本を販売し完売。今がアロニアの収穫時期となる。
小樽美人シリーズ各500ml・アルコール度数10%・価格1,500円(税別)で、田中酒造本店・亀甲蔵・小樽朝里クラッセホテル・運河プラザなどで発売中。
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