おたるストックウォーキングの会(雁原康夫会長・会員103名)は、創立10周年を記念して、10月14日(火)11:00から、ニュー三幸(稲穂1)4階ホールで、記念総会を開いた。
小樽商科大学中川喜直教授、小樽市保健所健康増進課宇田川ゆかり課長、会員75名が出席し、記念講演や映像で見る10年のあゆみなどで、歴史を振り返った。
ストックウォーキングの産みの親と言われる中川教授による記念講演が開かれ、 「ストックウォーキングの過去と未来」と題して、同会の設立に至るまでの経緯やストックウォーキングの効果について講演が行なわれた。
その中で、「商大生の協力により、ストックウォーキングの効果を調査したところ、普通に歩くより明らかに効果があると判明。そのデータを本にし、市民を対象に研究を進め、平成14年、週3回・10日間の調査を行なった。足の力が増え、健康寿命に影響のある握力も増え、体全体の筋力に反映しているのが分かった。また、柔軟性も増し、すべての項目で増加、長時間歩いても膝の痛みがなく、中性脂肪にも変化があり、普段運動していない人でも、ストックウォーキングで効果を得ることができた。
小樽はスキーのメッカで、古いストックを持っている人が多い背景にも目を付け、小樽で積極的に推進していこうと、今日に至り、医学会でのお墨付きを得た」と経緯を語り、「こらからもどんどんストックウォーキングが盛んになり、自発的に増えていくのではと思う。コミュニケーションを取りながら、仲間づくりをし続けてもらいたい」と話した。
引き続き、雁原会長は、「これからさらに健康寿命を延ばすことが目標であり、その実現のために、高齢者向けのストックウォーキングを経験し、自分の体調管理のあり方、体力・握力の変化・リズムの変化を振り返り、目標を持ち、自分自身に有効な情報が記念誌に書かれている。今後とも会の雰囲気をさらに向上させ、日々の活動では、”集いて心安らか、語りて心和やか、歩いて気分晴れやか”を実感してもらいたい」と話した。
同会・功労者4名への表彰式が行われ、大きな拍手に包まれた。その後、アトラクションなどを楽しみ、10周年を祝った。
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