小樽港では、2014(平成26)年度、華々しく豪華客船が過去最高となる41回入港し、その都度、賑わいを見せた。
同港寄港の中では、最大級の115,875トンのダイヤモンド・プリンセスが、6月7日(土)に初入港し、市民や客船ファンを楽しませた。その後、6回小樽港に寄港。大きな船体が岸壁に横たわり、注目を集めた。
10月に入り、今シーズンのクルーズ客船の寄港も残すところ3隻となり、2日(木)07:00に、最終便となるダイヤモンド・プリンセスが、コルサコフ(ロシア)から勝納ふ頭へ入港。同日17:50には函館へ向けて出港した。
北海道周遊とサハリン10日間プリンセス・クルーズで、小樽港を出発し、函館・室蘭・釧路・知床半島・網走・コルサコフ(ロシア)を周遊する船旅。
出港予定時間が近づくにつれ、見送り客がぞくぞくと勝納ふ頭に集まった。18:00の出港予定より10分ほど早く、出港の合図の汽笛が響き、日が暮れた港に船体のライトが輝いた。
毎回参加の小樽潮太鼓保存会による太鼓が鳴り響く中、小樽クルーズ客船歓迎クラブ会員や港湾関係者、クルーズファンなど約200人が、ペンライトを左右に振り、見送りに参加。ダイヤモンド・プリンセスの今シーズン見納めとなり、別れを告げた。
今後は、13日(月・祝)にロストラルが初寄港し、20日(月)コスタ・ビクトリアが寄港。今年度の小樽港クルーズ客船の最後を飾る。
◎ダイヤモンド・プリンセス
◎2014年小樽港クルーズ客船寄港予定